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智side
午後5時。
そろそろ3人が帰ってくるかな? と思いながら洗い物の手を止める。
そこにあったタオルで手を拭いていると、がちゃりと玄関が開く音。
「お帰りー」
廊下を歩いて3人をお出迎え。
「「ただいま」」
「……ただいま」
和と翔はいつも通り、なんだけど。
潤がちょっと不機嫌。
何でだっけ?
……あぁ、そう言えば今日だっけテスト返し。
「……んー、雅紀帰って来てからテスト見せてくれる? 」
そう言うと、潤は「うげ」と声を漏らし苦い顔。
和と翔は普通に頷いた。
「……ん、誰から見る? 」
「和じゃない? 」
1番年上だからね、と雅紀。
和はそれを聞いて、テスト用紙を机に並べる。
国、英、数、社、理。
全部の右上に85点の文字。
「……和、狙ってる? 」
「狙ってませんよ。大体、狙おうにも狙えないでしょうバカ」
疑いの目で和を見る雅紀。
そんな雅紀にいつもの毒舌を吐く和。
けど、凄いよね。
和、入学してからずっと全教科85点だよ?
「ま、いつも通りだね。……次は翔かな」
「ん」
翔は心配してないんだよなぁ。
頭良いからね。
「ちょっと、凡ミス多かった。……ごめんなさい」
「いやいやいや、こんだけ取れてたら十分!! ね、智にぃ? 」
雅紀の同意を求める声に俺は頷く。
だって右から98点、95点、96点、99点、100点だよ。
謝られることなんか1つもない。
「……で、じゅーん? 」
俺が呼び掛けるとびくっと肩を跳ねさせる末っ子。
その手にはちゃんとテストが握られていて。
「それ、見せて? 」
こて、と首をかしげれば潤は恐る恐るというように俺にテストを渡した。
俺はそれを机に並べる。
「……悪くはないよね」
「うん。……寧ろ良いよね、俺と比べると」
潤の点数は右から50点、49点、52点、55点、48点。
30点代しかなかった雅紀と比べたら、十分な点数と言える。
……高1で雅紀が30点代のテスト持ってきたとき俺泣きそうだったからね。
「……潤、ノートとって無かったんだって? 」
「……うん」
「ノートとってたら、もうちょっといけたんじゃない? 」
いつもなら何も言わないけど。(潤は運動神経良いしね)
ノートをとってないのは、潤が悪いし。
「……うん。ごめん、なさい」
「よし。……テストお疲れってことで、何か食べに行くかぁ」
……3人を労ろうと思って、そう言ったのが間違いだったのかもしれない。
「……ちょ、もう……。あの、お金が……」
食べ盛り4人は、無理があった(汗)
_テスト_
end
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0915ARS - これすごい面白い！そろそろ恋とか入れて欲しい！後ファンクラブの詳しい下り入れるとか… (2019年10月16日 20時) (
レス) id: a982556a6b (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - あいさん» 本当ですか? そう言っていただけてとても嬉しいです!! またリクエストお待ちしておりますね!! (2019年8月5日 21時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ありがとうございます☆楽しく読ませてもらいました(*≧∀≦*) (2019年8月2日 17時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
小,加 - はい！ 全然大丈夫です！ 楽しみに待ってます (2019年8月1日 8時) (レス) id: c2b14c6c1f (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - 小，加さん» リクエストが、前のリクエストと被ってしまうのでいくつか間を空けてから書かせていただいてもよろしいでしょうか? (2019年7月30日 22時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐_翔潤_ | 作成日時：2019年7月12日 7時
