甘えた期 ページ22
翔side
昨日から、潤の様子がおかしい。
どうおかしいかと言うと。
「翔、どこ行くの? 俺も行く」
「翔? 隣で本読んで良い? 」
「翔? 」
と、俺の後をついて歩いたり寄ってきたり。
何の用もないのに俺を呼んでは「何もなーい」と笑ったり。
昨日は土曜で、今日は日曜だったから良いけど明日は月曜日だ。
「どうにかしないとなぁ。……智にぃ、何か知らない? 」
潤がこうなった原因、と智にぃに聞く。
智にぃはふわん、と笑って俺に告げた。
「んー、どうしたんだろうね? ……そう言えば、最近翔帰り遅いよね」
「あー、うん。友達と遊んでて……。ごめんね? 」
「いや、俺は良いんだけど」
ね? と笑う智にぃ。
「……? ま、いいや」
「……翔ー」
俺が首をかしげつつ、目線を戻すと潤が俺の名前を呼んだ。
「何ー? 」
「んっとね? 特に何もないんだけど」
「ないのかよ。……まぁいいや、俺ここで本読んでるから」
俺はそう言って、潤の隣の椅子を引く。
そこに座ると、潤は嬉しそうに頷いた。
……ほんと、どうしたんだろうね。
和也side
「翔、お風呂入ろ? 」
「はいはい。……風呂入ってくるね」
潤君が翔の腕に腕を絡め、2人でお風呂場に向かう双子。
まぁうちの風呂は広いんで、2人なら余裕でしょうけど。
「……最近べったりだね」
「まぁ、理由は分かってるんですけど」
「え、そうなの!? 」
智にぃの言葉に頷きながら返事する。
と、雅紀にぃは驚いた表情。
……本当に気付かないんでしょうか。
「これは翔が気付かないといけないんで、ね? 智にぃ」
流し目で智にぃに同意を求める。
考えてないようで考えているうちの長男は、俺の言葉に力強く頷いた。
「翔は賢いから。……すぐ気付くと思うけど」
なんて言う智にぃですが。
逆に、頭良いからこそ気付かないのかもしれませんね。
「……あがったよー」
「ったよー」
そんな話をしていると、翔と潤君がお風呂からあがってきた。
「和ー、俺等も一緒に入る? 」
「絶対嫌です、1人でドウゾ」
「あひゃひゃ、酷いねー」
雅紀にぃはそう笑って、お風呂場へ歩いていった。
「……ん」
「はいはい、全く俺はお前のマネージャーか? 」
「んーん……翔にぃは俺の兄ちゃんでしょ? 」
潤君は翔の前に座りドライヤーの催促。
苦笑しつつ手を伸ばすんだから、翔は本当に良いお兄ちゃんですね。
……まぁ、そのお兄ちゃんは潤君から久しぶりに翔にぃって呼ばれて鼻の下伸ばしてるんですけど。
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0915ARS - これすごい面白い！そろそろ恋とか入れて欲しい！後ファンクラブの詳しい下り入れるとか… (2019年10月16日 20時) (
レス) id: a982556a6b (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - あいさん» 本当ですか? そう言っていただけてとても嬉しいです!! またリクエストお待ちしておりますね!! (2019年8月5日 21時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ありがとうございます☆楽しく読ませてもらいました(*≧∀≦*) (2019年8月2日 17時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
小,加 - はい！ 全然大丈夫です！ 楽しみに待ってます (2019年8月1日 8時) (レス) id: c2b14c6c1f (このIDを非表示/違反報告)
嵐_翔潤_ - 小，加さん» リクエストが、前のリクエストと被ってしまうのでいくつか間を空けてから書かせていただいてもよろしいでしょうか? (2019年7月30日 22時) (レス) id: 7d8c2c7b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嵐_翔潤_ | 作成日時：2019年7月12日 7時
