◆君のために何ができるだろう ページ11
酒は強い方だった、
むしろ
弱いのは先生の方だったはずだった。
「は？」
はっとして目を開けると、
知らない部屋。
カーテンから漏れる光、
気づいたら朝方だった。
ベットの上で目を覚ましたものの、
タクシーに乗った後の記憶がない。
たしか、先生がうとうとしたのを見て、
そっと揺れる頭をこっちに引き寄せたんだ。
ふわりと香ったのは、
甘い、花の香りだった。
近づかないと気付かないような、
かすかな香り、
先生の、
奥ゆかしさみたいなものを感じてた。
そんなことを考えながらカーテンを開けて、
ガラスにうっすらと映った自分の姿を見て。
あれ、自分で着替えたのか？
俺スーツ着てたよな、
なのに男物のTシャツとズボン履いてる...。
可能性１
先生が着替えさせた。服はたまたま持ってた。
可能性２
先生が着替えさせた、服は彼氏の。
可能性3
彼氏か旦那に着替えさせられた、服は言わずもがなそいつの。
てか、着替えてるってことは
もしかして俺ヤバいことした？
酔っぱらって変な事とか言ってねーよな？
先生が困って
知り合いとかに預けられてる可能性もあるわけだし...
可能性4
知り合いの家に預けられた。
うおおおおおって悩んでたら
、
コンコン、てノック音がして、
ドアが開く。
「せんせ、ごめん俺―――」
顔をのぞかせたのは、
先生ではなく。
やたら顔が濃い美男子だった。
可能性3か4だ。
もしくは可能性2で彼氏を呼ばれたかだ。
彼氏いたんだ、
まぁイケメンだしお似合いだよな...とか
シクシク心を痛めていたら、
そいつが口を開いた。
「...起きてんだったら降りてくれば」
「はい...」
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ももねる(プロフ) - たまりんさん» はじめまして、読んでいただけてとても嬉しいです。楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります、よろしくお願いいたします。 (2020年5月5日 18時) (
レス) id: 783ca8666b (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - はじめまして。 S Sさんが好きで、オススメ作品に上がっていたので読ませていただきました。それぞれの恋心が見え隠れして、続きが読みたいと思いました。更新楽しみにしております。 (2020年5月5日 9時) (レス) id: 73cb3c7af7 (このIDを非表示/違反報告)
ももねる(プロフ) - あやみさん» はじめまして、コメントありがとうございます！とても嬉しかったです、頑張ります(*´艸`*) (2020年4月29日 22時) (レス) id: 783ca8666b (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - こんにちは！はじめまして。設定が面白くてこれからが楽しみです！ご自分のペースで頑張って下さい！ (2020年4月29日 13時) (レス) id: 640a7319d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももねる x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akinko0125
作成日時：2020年4月28日 23時
