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冬休みの三日目の午後、先生は車で俺の家まで迎えに来て自分の住むマンションに連れて行ってくれた。仕事をしている母親には、友達んち行ってくるってメールを入れておいた。そういうの言っとかないと晩御飯が何だかんだ煩い。
それは良いとして間二日、たった二日なにをどうしても会えないだけで引くほど先生が恋しかった。顔が見たい、声が聞きたい、キスしたい。がっつり高校生の俺は、そんな気持ちを持て余していた。前日の夜に先生を想って抜いたりもした。何をどうするのかも知らないくせに。泊まっても良いよ、と言ってくれていた事に期待せずにいられなかったのだ、高校生の櫻井少年は。
そんなだから、初めて訪れる大人の家にドキドキしたし、落ち着いた色合いで家具が揃えられた良い匂いのするリビングでソワソワもした。
明るい内は一緒にソファで先生の持ってる本を読んだり、好きなものや好きなことを話したりした。先生のことを沢山知りたかった。濃いめに入れた甘いミルクティーが好きなことを、この日知った。
「甘いの好きなイメージなかったかも」
「そう？まぁ甘ければ何でも好きってわけではないかな」
「他は何が好き？」
うーん、と唸る間に甘い甘いミルクティーを一口飲んでカップを置いたら突然キスされて。なんでこのタイミング？とか思いつつ溺れそうになるくらい絡まる舌に溶かされる。
「甘い、」
唇からはみ出す唾液を親指で拭いながらそんなこと言うから、くらくらした。いや俺の質問の答えになってねーじゃんて思ったけど、もしかしたら俺のことが好きって意味なのかなとか思ったりも、した。
先生が作ってくれた晩ご飯を食べた後まったりテレビを見ながら過ごす合間にキスをした時も割と、そーいうことばっかり考えてしまって。そんなだからうっかり風呂で一人になったタイミングで一発抜いときたくなったりとかもして。高校生の性 欲、侮り難し。
でもさすがにキスより先に進むことはなく日付が変わるくらいで布団に入った。先生んちのセミダブルのベッドは、男二人で寝るには少し狭くて肩と肩が密着する。
電気を消して、暗い部屋の中。カーテンの隙間からは月明かりが差し込んでいた。隣から聞こえる穏やかな呼吸に、たまらなくなって体を先生の方に向けた。
「せんせーは俺とキスしたいだけなの？」
「と言うと？」
「はぐらかすなよ、わかってんだろ」
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7oh(プロフ) - 薫さん、おはようございます！読んでいただきありがとうございます。褒めてもらえてうれしいです！ありがたきハピネスです！！葉山先生より少し色がある、っていうのグッときました。先生側の話もお楽しみに！ (2019年7月1日 8時) (
レス) id: c7b4c0e1dc (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - 7ohさんこんばんは！いっきに読んでしまいました。翔くんの歳下なのに潤の扱い方とかチャラい外見とか、私の好きな要素がつまっててありがとうの世界です！潤は、葉山先生より少し色がある感じ…翔く素敵です。いいです。別バージョン楽しみに待ってます (2019年7月1日 2時) (レス) id: 93fa30b886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7oh
| 作成日時：2019年6月30日 21時
