1007 *Ryosuke* ページ7
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整理すればつまりはこういうことだ。
俺が紅羽さんのことを墜としてみせる。
彼女、紅羽さんのことが大好きなお父様は自分の愛娘が俺に惚れたと知ってお怒りになる。
結婚は破談。俺たち万歳。
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涼介「…いや、それほんとかよー?」
紅羽「やってみる価値はあります!」
涼介「俺に惚れられる?俺のこと見てときめいた?」
紅羽「それが…まったくなんです!」
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さっきからちょいちょい失礼じゃない?この人。
だからなんで告白してもない人にこんなめちゃくちゃふられた気分を味わんなきゃいけないの?
紅羽「でも、私超惚れっぽいんです!」
涼介「あ、そう。」
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だからなんだよって話なんだけど。
ああ、堕とすの簡単だよって話か。
涼介「もし本当に俺に惚れたらどうすんの?」
勿論付き合えないし、結婚なんてする気もない。
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っていうかこれは一体なんの話なんだよ!
紅羽「安心してください。すぐ醒めますんで。」
涼介「それならいいけど。」
紅羽「やってくれるんですね?!」
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キラキラと輝いた彼女の目。
やるしかないんでしょ。だったらやるよ。
だって俺もう知らない人と婚約なんて交わしたくないし!
涼介「じゃあ聞くけど、どうやったら惚れてくれるの?」
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紅羽「そんなのわかったら苦労しませんよね。」
涼介「ですよねー。」
もうなんか強力な催眠術師の人にでも頼んで惚れてくれたら手取り早いんだけど。
料亭を出て人がごった返す道を歩く。
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惚れてもらうってどうやんの?
だって別に好きになってもらおう!って意気込みで臨んでないから。
俺好きじゃねえし。
彼女も俺のこと別に好きじゃないっぽいし。
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涼介「これ超難題じゃね?」
紅羽「私もそう思います。」
涼介「てか普通に考えて無理じゃない?」
紅羽「私もそう思います。」
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(名前)ほのか(プロフ) - 何回も読んでしまいました!!続編を読みたいです!続きを書いてもらえたら嬉しいです!! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 05b75f334f (このIDを非表示/違反報告)
rooose - すごく面白くて何回も何回も最初から読み直してます(T_T)!番外編など続きが読みたいです(T_T) (2018年6月10日 9時) (レス) id: 27a91521b6 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - 毎日毎日帰ってきて読むのが楽しみで仕方がなかったです!嫌なことがあっても、この作品を読んでいつもキュンキュンしていて、嫌なことも忘れていました!本当にありがとうございま (2018年4月23日 21時) (レス) id: f7957228ff (このIDを非表示/違反報告)
山田華怜 - すごく面白かったです!! 3日で全部読みました(笑) できれば続編作ってほしいですっ (2018年4月3日 13時) (レス) id: 64fbe7ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
のん - できればの話なんですか、式の事とか、新婚生活の話などを読みたいです!続編希望します!! (2018年3月29日 21時) (レス) id: 3788a9712e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすみ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/0059_asumin
作成日時:2018年3月11日 10時