31 Oside ページ31
『……智っ…くん……どしよ……、おれ……。』
いつも人前であまり涙を見せない翔くんが
目を真っ赤にして俺の家に来たのは
俺が18歳で
翔くんが15歳で
双子が12歳の頃。
俺、酷いこと言っちゃうんだ。
辛いのあいつの方だって誰よりも知ってるはずなのに。
俺どうしちゃったんだろう。
おかしくなっちゃったのかな……？
智くん、どうしよう。
そんな趣旨の内容を鼻声でひくつきながらだからうまく話せなくて
何十分もかけて俺に伝えたんだ。
そしてその時初めて双子の不思議な力について知った。
『翔くん勉強しすぎだよ？
寝てないし、ご飯だってろくに食べてないでしょ？
受験生だからって……やりすぎだよ？』
『きっとわかってくれるよ？許してくれるよ。』
俺も一生懸命伝えた。翔くんが元気になるように。
翔くんはたくさん泣いてくれて落ち着いて
少し元気になった。
でも俺は受験生になるのをやめた。
もし俺まで壊れたら誰が翔くんを守るの？
翔くんには絵描きの為って言ってるけどね。
だから俺は心配なんだよ。
また翔くんが壊れないか。
だって翔くんが酷いこと言った相手は
和だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます！雅紀くんも和くんも幸せになれるよう頑張りますね♪ (2016年2月17日 16時) (
レス) id: d4cef7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。続きが気になります。雅紀君大丈夫かな？気になります (2016年2月16日 23時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうき | 作成日時：2015年8月5日 17時
