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雅紀
みんな過去が事細かに書かれている文書を読み驚きが隠せないようだ。
俺の....過去はどのように書かれているのかと震える手を抑えて文書の一枚を手に取った。
すると、突然目の前の景色が砂嵐のようになりやがてそれは真っ白になり、そしてある映像が流れ始めた。
それは何かの映画を見ているかのように客観的なものである。
セピアの景色はやがて見たことのある景色に変わった。
リーダーの部屋だ。
すると視界にリーダーが入ってきた。
リーダー！
リーダー！
雅紀は叫ぼうとするがそれは声にならない。
リーダーは自身の刀を取り出し、それを悲しそうに見つめている。
そして棚のある本の中からある紙を取り出した。
俺たちが見つけた文書だ！！
智はそれに一回目を通し、目を閉じた。
とても辛そうな表情に自分も胸が痛くなる。
やがて智はその文書を再度本の中に挟み本棚に戻した。
そしてさらに映像は移り変わり、智が屋根伝いに移動しているのが見える。
それはあまり人気のない廃れた通りで、俺たちは普段近づかないところだ。
しかし智はここに来るのが初めてではないように迷いなく進んでいく。
屋根から道に降り、そして智はある神社の鳥居をくぐり抜け、その奥の崖の横についている階段を降りていった。
和「まーくん！まーくん？！おい！ばか雅紀！」
肩を強く揺すられて雅紀はハッと意識を取り戻した。
自分はどうやらベットに寝かされているらしい。
雅「和...?」
雅紀はゆっくりと体を起こした。
和「ばか！いきなり気を失いやがって！何があった？！」
部屋を見渡すと潤と翔も心配そうに自分を見つめていることに気がついた。
雅「俺....リーダーがどこにいるのか、わかったかもしれない.....,見たんだ。」
翔「見た？見たってなにを？」
雅「........あの文書を手に取った瞬間、目の前の景色が変わって映像が流れ始めたんだ。
あれは多分、ついさっきの映像だと思う。
リーダーの部屋でリーダーが外へ出る前の様子とか、外を移動する様子が見えたんだ。」
3人は雅紀の言葉に驚きを隠せない。
潤「残像が見えるのか？」
雅「わからないけど.....そうなのかもしれない」
4人はしばらく誰も口を開かなかった。
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Jessica(プロフ) - ruriさん» 嬉しいです.....!!!自分の作品を大好きと言ってもらえて感動しております!頑張ります! (2017年7月23日 18時) (
レス) id: 2917becf37 (このIDを非表示/違反報告)
Jessica(プロフ) - 美唯さん» 再度コメントありがとうございます。読者の皆様を励みに完結を目指します! (2017年7月23日 18時) (レス) id: 2917becf37 (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2017年7月9日 18時) (レス) id: ac8ce3f8bb (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 楽しく読ませてもらってます。続き楽しみにしてます (2017年6月4日 23時) (レス) id: 9da5bd590f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jessica | 作成日時：2017年6月4日 14時
