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変わる日常 ページ21

*01*







「全く、どれほど心配したか!」


「……ごめんなさい。」





久しぶりに、降谷さんから説教を受けた。





「ソファーで寝落ちとは…」


「すみません…」





自分でも、今回の事は特に反省しないといけない。


昨夜、ソファーで体操座りをしながらウトウトしていて

そのまま寝て、床に転がり落ちてしまった。


そういえば、頭をぶつけた衝撃で1回、目が覚めた記憶がある…





「気をつけるんだぞ、全く…」

「はい…」





朝食を作っている最中も、降谷さんはプンプン怒っていて…

でもそれは、私を大事に思ってくれるが故の怒りなのかな…と思うと



嬉しくなる。




嬉しいよ、令くん。







「まだ夏場だから良いが、冬になるとな云々」






……って、お説教長い(苦笑)






「病原菌はどこに潜んでいるのかわからないのだから云々」

「このお味噌汁美味しい」

「聞きなさい大人の話を…」

「き、聞いてます!」





だって、お説教なのに…


全然、怒られてる気がしないんだもん。








『降谷さん、Aの事大切にしてくれて安心した。』






安心してね、令くん。








「……ごめんなさい」


「っ…!……まあ、別に良いが「違くて!」





降谷さんは、本当の事を聞いて呆れてしまうかもしれない。






「返信…」

「…え?」






言ってる途中、何故か熱が上昇していくのを感じた。






「返信が…来なくて…その」

「……」






降谷さんの時間がない事は重々承知で…


面倒くさいって言うのも、わかる。






「……待って…いました。」

「…!」






あぁ…言っちゃった。


わかってる、わかってる。


すごく面倒くさい人だって、思われた。







「……」


「……」


「……」


「……今朝の」






……今朝?







「…あ!」






降谷 零おはよう。朝食を作るため、一時帰宅する。





知らない間に…メッセージが!






「〜〜!」


「昨日は、すまない。返事を送ろうとしたが、上司に呼ばれてしまってな…」






バカバカ!私の大バカ!!






「そういう事がこれからも、多々ある。」

「……はい」

「ただ、善処はするよ。」

「……はいっ」





降谷さんが、超忙しい公安警察の人であるという事を再再認識した。


自分の愚鈍さも同時に痛感した。









……それにしても、









「"おはよう"…だって。」








何だかわからないけど、身体がむず痒い。

〈 02 〉→←夢の中で…



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juno108(プロフ) - とっても面白いです!続きがすごく気になります! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろかったです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 70b86fd223 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴこ | 作成日時:2019年1月13日 2時

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