検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:48,092 hit

夢の中で… ページ20

**






「あれっ…ここは…」

「よっ、A!」

「令くん!」





ん、待てよ?


令くんがいる、という事は…





「ココは天国。そしてコレは夢ね!」

「大正解。」

「やっぱり!」





寛いだ体制で、拍手を送ってくれた令くん。

図に乗って、お馴染みの名探偵のポーズをとる。





「どした?あの頃とはえらく違うな。」

「…変わったんだ私。降谷さんのおかげで。」

「降谷さんねぇ」

「あっ、勿論令くんに会えた事はすごく嬉しいよ!」





わざと不貞腐れたような態度をとる令くん。


でもすぐに、悪戯っ子のような笑顔で笑った。





「降谷さん言ってたよ。令くん、絵に描いたような完璧人間だねって!」

「マジか!嬉しいけど複雑…(笑)」

「素直に受け取っていいんだよ」





よくわからないけど…

夢の中の令くん、降谷さんを知ってる設定なのかな…?





「だってアッチの方が完璧人間じゃん?」

「降谷さんが?」

「うん。」





そっかー…





「そうだよね、わかる!」

「ちょっとはフォローしよーぜ…(笑)」

「ん?」





夢の中の令くん、ちょっと変。





「…私ね、びっくりしたんだよね。」

「何が?」

「だって、降谷さんも"(レイ)"なんだもん(笑)」

「ははっ、すごい偶然だよな(笑)」

「名字も似てたし!」





この事を、1番伝えたかったのは令くんだから…


夢の中だけど、ちゃんと言えて良かった。






「降谷さん、Aの事大切にしてくれて安心した。」

「…そうなのかな」





私、降谷さんに大事にしてもらってるんだ…





「令くんから言ってもらえて嬉しい…」

「うーん…」

「令くん?」

「いや、ちょっと嫉妬しちゃうなーって」

「??」





夢の令くん、やっぱり変。





「あー、でもね…今日はちょっと」

「どした?」

「降谷さん、すごーく忙しいのは承知済みなんだけど…」

「……」

「ポンポンッて、既読はすぐつくのに、返事がなくて…」

「A、それは「わかってるよ…」





わかってる…

こういうの、ちょっと面倒くさいってのもわかってる。




……けど、さ。







「……私「あー、ますます嫉妬しちゃう」





へ?





「それだけAが、人に興味を持つようになるなんて」


「令くん…」






確かに…そうかも。







「んじゃ、Aはそろそろ戻りな。ずっとここへいてはいけません!」


「うん、わかった。」








ありがと、令くん。



またね。

変わる日常→←〈 04 〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

juno108(プロフ) - とっても面白いです!続きがすごく気になります! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろかったです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年2月11日 21時) (レス) id: 70b86fd223 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴこ | 作成日時:2019年1月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。