232_あの時と同じ（伊月side） ページ40
３月中旬。
この時期はまさに学生の卒業シーズン。
かく言ううちの大学も、本日が４年生の卒業式である。
「ほいっ。姫はレモンスカッシュな。」
「寛二くん勝手に頼んだ..？」
よく利用している居酒屋で、
部活の送別会と称した飲み会が行われている。
「てか姫、春休み何してたん？」
同席には、見慣れた同期メンバー。
当然のようにそこにAもいて...
「...ちょっと色々と。」
心なしか、元気が無いような気がする。
「？？ ..あ、ひょっとして単位やばかったんか？」
「な訳ないでしょアンタじゃあるまいし」
それよか、真正面にいるのに一度も目が合わない。
避けられてる？
「これでも今期初めてのフル単なんだよ！」
「え、やるじゃん！」
「ははっ..良かったね寛二くん」
ま、当然と言えば当然か...
.
.
それから皆で乾杯して、
しばらく先輩達の席で話したところで、元いた席に戻った。
「俺もう酒はいいや〜」
同じタイミングで、ほろ酔い気味の寛二も。
「相変わらず飲まされてるな笑」
「伊月は？ずっと何の話してたんだよ〜」
「就活の事とか？」
...半分嘘で、彼女と別れた事をやたら掘られてたんだけど。
「まだ早くね？しかもお前教職(志望)だろ〜」
「まぁ「え！伊月って教師になりたいんだ！？」
同じ席にずっと佇んでいた谷崎が反応を示した。
「姫は知ってた？」
「！！..う、うん。」
ここで、今日初めてAと目が合った。
「高校の頃からだよね。」
「うん。覚えてたんだ」
そういや、電話で話してたな。
「そっか〜、伊月は教職かぁ」
「俺らは取り敢えず卒業して良いトコ就ければって感じだよな」
やや軽薄に聞こえるもしれないが、
大学２年の春休みなんて大半がこういうモチベでいいと思う。
「姫もそんな感じ？」
「...」
...？
「A..「その事、なんだけど。」
「「？？」」
その事..？
「私ね、」
...あ、また目が合った。
.
.
「大学辞めるんだ。」
.
え？
.
「や、辞めるって！？」
「姫、急にどういう「春からね、」
その時、
何故だか俺の脳裏に蘇った、苦い記憶。
「向こうで..」
「！」
この感じ、思い出した。
「アメリカで暮らすの。」
同じだ...
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みかん(プロフ) - ぴこさん» やった〜！！楽しみです！ (2022年8月25日 8時) (
レス) id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこ(プロフ) - みかんさん» みかんさん、最後までご愛読ありがとうございました！泣 予想を裏切る展開になったかもしれませんが、楽しんで読んでいただけたのなら幸いです！その後の話は勿論書きますよ〜(〃▽〃)あと少しですが、引き続きよろしくお願いいたします！ (2022年8月24日 21時) (レス) id: 232f2d02b7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 完結したー！！伊月くん！！おめでとう！最初の頃は、宮地さんとくっついて終わりかーと思ってましたが伊月君だった！！すっごく面白い話でした！二人の後の話みたいでs( (2022年8月24日 19時) (レス) @page50 id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこ(プロフ) - みかんさん» 大好きだなんて、嬉しい限りです( ；∀；)誰なんですかね〜〜笑笑 予想楽しんでください！笑 (2022年8月17日 16時) (レス) @page38 id: 232f2d02b7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ぴこさん» ありがとうございます！この作品大好きです！え？誰だろう！楽しいです！ (2022年8月15日 22時) (レス) id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴこ | 作成日時：2018年7月18日 2時
