ツンデレ愛妻家【黛千尋】

#31 愛の重さ ページ32

＿＿＿＿Aside＿＿＿＿









「俺も、愛してる。」







「〜〜〜！！！」









ぜ、全国の、千尋さんファンの皆様、聞きました？？




ウキャーーーーーーーーー！！！！！！！！


千尋さんが…！！


あの千尋さんが…！！！！









「俺も、愛してる。」←復唱









イヤアアアアアアアア！！！！！！！！！！


尊すぎて、死ぬ。←ヲタと化す嫁




今のセリフ、

録音してたら、絶対目覚ましにしてたなぁ〜




毎朝千尋さんのイケボで、









「俺も、愛してる。」←３回目









はいもう永遠に起こしてくださいい〜〜！！！！！！！









「幸せ…」








大好きな人の胸に身を預けて湯船に浸かっているこの時間。


怖いくらいに、幸せだなぁ…









…だけど、








「…千尋さんは、」








それでもまだ、不安になる。







「重い女は…嫌ですか？」

「…」

「あっ、体重のことじゃないですよ？笑」

「…」







……何も答えないじゃないですか。







「何言ってんだって、思いましたよね？」

「…」

「でも私…自分ではすっごく重い女だと思ってます…
千尋さんと、お付き合いするようになってから…いや、その前からかも」







日に日に、私の中の錘がどんどん大きくなっていってる気がして…







「千尋さんも…私自身ですら、まだ知らない私がいるような、

そんな感じが…して、」


「…」

「…漠然としすぎて意味わからないですよねっ(笑)」







でもその錘は、千尋さんへの愛でできている。


それだけは、確かなんです。








「多少の重たい愛でも…千尋さんは、文句言いつつ受け入れてくれるって、信じてます」

「…」







ちょ…結構大事なこと言ったつもりなのに、

まだダンマリですか・・・







「本当に、千尋さんは意地悪＿＿＿＿＿」

「zzz…zzz…」







エ？








「千尋さーーん！？起きて上がりましょ！逆上せますよ！」

「んぁ…俺寝てた…？」







まさかとは思いましたけど…

こんな状態で寝落ちってアリなんですね…

ビックリしました…








「お前なんか独り言言ってた？」

「！！もうこの話、一生しませんから！」

「？」








でも、最近千尋さん、隈作って帰ってくる事多かったし…


もしかして、寝不足なの！？









「今すぐ寝てください！」

「え？続き…」

「また寝落ちは嫌ですから！」

「…やだ」








「寝て〜〜！！！」

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