野暮用とは? ページ25
『………零さん、景光さん』
降+諸「……………………」
あれ、ノーリアクションですか?
Aは職務怠慢宣言をした降谷たちにきっと疲れているのだろうと憐れみを込めて名前で呼んだが二人とも黙って何かを考えるの素振りをし始める
降「……何かが足りない」
諸「やっぱりゼロもそう思う?」
『もう帰ってもいいですか?』
さっきから新一からの着信が鬼のように来ているのでそろそろ安否を伝えねば本当にアメリカの警察に厄介になってしまう
スマホを気にしていたAを見て降谷が何かをひらめいたように呟く
降「A、さっきの電話で‘友達と出くわした’と言っていたな?」
『……?言いましたけど?』
それがなにか?とAは未だに降谷の意図が分からず首を傾げる
降「その‘新一くん’に‘友達が酔っ払って解放してくれないから酔が覚めるまで付き合うことにした’と伝えろ」
『……はい?』
ちょっと僕たちの野暮用に付き合え、と降谷はAの手を引きスタスタと歩き出す
諸伏は降谷の意図がわかったのか微かに笑いあとをついていく
こうして、Aは新一に降谷の言ったとおりに伝え(拒否権はないと言われた)、渋々彼らの野暮用に付き合うことにした
『あの、どちらに行くんですか?』
降「僕たちのセーフハウスだ」
………セーフハウス???
諸「物騒な場所じゃないから安心して?」
『そんな場所に私が行って組織にバレません?』
組織の命令は大丈夫ですか?とAは組織の命令でアメリカに来ている降谷と諸伏を案じる
降「組織もそこまで面倒を見たり管理してないから大丈夫だ。
それに、ベルモットが怪我を負っていたということはFBIと接触があったということ。
僕らが来たときにはもうFBIの奴らは雲隠れをしただろうから探しても遅い。もうお役御免ということだな」
だから心配するな、と降谷は自信あり気に言うのでAは苦笑いしかできなかった
それからタクシーに乗り込みNYから少し離れた近郊まで走らせる
とある場末のアパートらしき建物の前で降り、降谷たちは中へ入っていくのでAも着いていく
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サンスー(プロフ) - Ray_鈴さん» コメントありがとうございます!長らく更新をせず申し訳ありませんでした(;_;)続きを楽しみにしてくださりありがとうございます!少しずつ更新をしていきますので今後もよろしくお願いします! (2022年12月4日 19時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray_鈴(プロフ) - 作品すごく面白かったです!終わってしまってるのがすごく残念です…続きが気になるので更新楽しみにしてます!頑張ってください (2022年12月1日 11時) (レス) @page39 id: 23eec1137f (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - bloom111714さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき感謝です。作者も実際に刑事として活躍する警察学校組が見たかったなって思います。更新が停滞気味ですが書きたい話がたくさんあるので楽しみにしていただけると嬉しいです!(必死) (2022年7月30日 21時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
bloom111714(プロフ) - 楽しく拝読させて頂きました。こんな風に笑いあって時に言い合っている姿を思うとこういう風景が見たかったなと思います。何度読み返しても楽しめています!素敵なお話をありがとうございます。 (2022年7月29日 10時) (レス) @page34 id: 11ae776bcd (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - 幸恵さん» ここまで作品を読んでいただきありがとうございます!指摘ありがとうございます!!修正しましたので今後もよろしくお願いします。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンスー | 作成日時:2022年5月22日 0時