旅行ハイってやつですかね ページ26
ある一室で止まり降谷は慣れた手付きで扉の横にある室外機の裏を探る
降「あったぞ」
諸「ありがとう、ゼロ」
降谷は部屋の鍵を見つけ諸伏に渡した
諸伏はその鍵で部屋の中に入り「どうぞ」とAにも入るように促し『お邪魔します』と恐る恐る中へ入った
『ここは?』
降「公安が所持しているセーフハウスだ」
中は少し埃っぽいがリビングルームにベッドルームが1つずつの至って普通の部屋だった
諸「Aちゃんシャワーでも浴びたら?」
『……はい!?』
着いてサラリと言う諸伏に何を言ってる?とAは思わず後ずさりをする
降「ヒロ…言葉が足りないぞ」
諸「え?だってAちゃん雨で濡れてるだろうから風邪引かないようにと思っただけだよ?」
キョトンとする諸伏にAも深い意味(ナニがとは言わないが)はなかったのかと胸を撫で下ろす
『あ、でも着替えがない……』
降「それなら僕かヒロのを貸してやる」
トレーナーだけで大丈夫か?と一応心配する降谷にAは流石にボトムスは申し訳ないと断りを入れる
降谷はカッターシャツしか持ってきておらず、パーカー姿で過ごすことが多い諸伏のトレーナーを借りることになった
『わぁ、膝まで隠れるや』
シャワーを浴びトレーナーを着ると膝まで隠れるのを見て、諸伏は警察学校のときよりも体格が良くなったんだなと感じた
これなら湿っているズボンを改めて履かなくてもいいやとトレーナーをワンピースに見立てて脱衣所から出る
降谷と諸伏はテーブルを囲み晩酌をしていた
テーブルの上に置かれているボトルにはバーボンとスコッチという文字が記されている
『お二人はシャワー浴びなくて平気ですか?』
諸「オレたちは鍛えてるから大丈夫だよ」
降「Aもこちらに来て一緒に飲もう」
諸「でも、Aちゃんお酒飲めないんじゃなかった?」
お茶にする?と諸伏がAに気遣い聞いたがAは折角の旅行なので、とお酒を選ぶ
飲みやすいからとバーボンのソーダ割りを諸伏に作ってもらい、グラスを受け取る
諸「はい、どうぞ」
『ありがとうございます』
いただきます、とグラスを降谷と諸伏に掲げ、二人もグラスを少し掲げ再び口をつけ始めた
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サンスー(プロフ) - Ray_鈴さん» コメントありがとうございます!長らく更新をせず申し訳ありませんでした(;_;)続きを楽しみにしてくださりありがとうございます!少しずつ更新をしていきますので今後もよろしくお願いします! (2022年12月4日 19時) (レス) id: b851a5fde3 (このIDを非表示/違反報告)
Ray_鈴(プロフ) - 作品すごく面白かったです!終わってしまってるのがすごく残念です…続きが気になるので更新楽しみにしてます!頑張ってください (2022年12月1日 11時) (レス) @page39 id: 23eec1137f (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - bloom111714さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき感謝です。作者も実際に刑事として活躍する警察学校組が見たかったなって思います。更新が停滞気味ですが書きたい話がたくさんあるので楽しみにしていただけると嬉しいです!(必死) (2022年7月30日 21時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
bloom111714(プロフ) - 楽しく拝読させて頂きました。こんな風に笑いあって時に言い合っている姿を思うとこういう風景が見たかったなと思います。何度読み返しても楽しめています!素敵なお話をありがとうございます。 (2022年7月29日 10時) (レス) @page34 id: 11ae776bcd (このIDを非表示/違反報告)
サンスー(プロフ) - 幸恵さん» ここまで作品を読んでいただきありがとうございます!指摘ありがとうございます!!修正しましたので今後もよろしくお願いします。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 858af59c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンスー | 作成日時:2022年5月22日 0時