【銀魂】神威が真撰組から連れ戻したのは神威の妹！？ (ページ10)

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第八十二夜ページ10

…といっても、地球もそれなりに広いし、どこに行っていいのか分からない

地球に来たことは間違いじゃなかったのかな

一人で歩いていると、急に不安になってきた

貴『それにしても…地球は日差しが強いな…』

傘をさしているから日にはあたっていないけど、もの凄く暑い

こんなところに住んでいたら、私なんかすぐ病気が悪化しそう…

──────忘れてるだけとか…だったりなぁ？

晋助さんの言葉と思い出した私の疑問

いつの間に日を浴びて病気が進行したのだろうか

それは、地球に住んでいたから…だったりして…

……そんな上手く話が繋がるわけないよね

私はあきれてハァ…と溜息をついた

その時だった

男『君、溜息なんてついてどうしちゃったの？溜息が付け無いほど俺達と楽しいことしちゃおうよ？』

いつの間にか私を取り囲んで話しかけてきたのは男達数人

地球では殺したくなかったけど…

これはお兄ちゃんとの約束だから

貴『大人しく死んでください』

男達『…はぁ？…なにこの子！？超おもし…』

グサ…

ポタ…ポタポタポタ…

私は、私の肩に手を置いていた男の手に向かって傘を刺した

男『グハ!!!!て、て、テメェ…何しやがる!!!???オメェらこいつを殺れ！』

男達『へ、へい！』

周りにいた関係ない人たちは叫びながら私から逃げていく

そして、その声と共に響くのは男の断末魔と鈍い音

貴『地球では殺しはしたくないって思ってたけど…やっぱり殺すのは楽しい』

男『や、止めてくれ…いや止めて下さい！』

必死に足を引きずって逃げる男にわざとゆっくり追いかけながらニヤっと笑いこう答える

貴『お前達が悪い』

と…

先程までうるさかった男の声は、パタリと止んだ

貴『お兄ちゃん…約束…守ったからね…』

頬についた血を手でふき取りながらニヤっと笑った時だった

？『いいや…A。お前は約束を守っちゃあいねェ…』

何処かで聞いたことある声が私の後ろから聞こえた

私は首だけを動かしその声の主に向けた

貴『…貴方、誰？』