【銀魂】神威が真撰組から連れ戻したのは神威の妹！？ (ページ46)

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第百十七夜ページ46

私がそう伝えると、沖田さんは大きな目を更に大きく開いた

総『…本当、ですかい？』

貴『…嘘はつきません』

そう言うと、沖田さんは頬を赤く染めて微笑む

総『こんなの…嬉しすぎやす…』

そんな沖田さんの顔を見て、心臓が高鳴る

始めてこんな顔を見た

貴『…恥ずかしいです』

好き同士だった事は嬉しい

だけど、次は恥ずかしくなって沖田さんの顔を直視できない

総『顔、真っ赤でさぁ』

貴『お、沖田さんのほうこ…そ』

言いかけた瞬間、沖田さんに抱きしめられた

総『確かに俺も顔が熱いですねぃ…。A、そんなかわいい顔、俺にしか見せないでくだせぇ』

そう言って頭を優しく撫でられる

貴『言われなくても…私にこんな顔をさせるのは沖田さんしかいませんよ』

そう言うと、私もそっと沖田さんを抱きしめた

数時間後

貴『ごめんね、遅くなっちゃった』

そう言ってお兄ちゃんと神楽が待っている部屋へ入る

威『待ちくたびれちゃったヨ…』

お兄ちゃんは大きなあくびをしながらそう言う

貴『それでね…お兄ちゃん、神楽。私ね、沖田さんとお付き合いを…』

威『え』

そう言ってお兄ちゃんはその場で固まった

神『ほ、本当アルカ！？今日は記念日アルネ！』

威『…総悟、Aを泣かしたらただじゃ済まさないからネ』

総『安心してくだせぇ。それは一生ありやせん』

あれ、なんだか沖田さんとお兄ちゃんの間に電気がはしってるような…

神『あ、見てみて！星がもう出てるヨ！』

貴『え、本当！？』

神楽の横に座り空を見上げる

貴『これが地球の夜空…とても綺麗…』

総『お団子持ってきやしたよ』

沖田さんは私の横に座るとお団子を手渡してきた

貴『凄く美味しそうですね』

威『あり、俺の特等席のAの隣があいてないんだけど。神楽どいてヨ』

神『早いもの勝ちアル。大人しく端座れヨ』

その会話を聞いて、笑いながらまた夜空を見上げると

貴『……流れ星…？』

神『えっ、何処アルカ！？』