第百十夜 ページ38
貴『…ん?』
目を覚ますと、何故か私は暗闇の中にいた
なんでこんな所に…?
何も見えない…怖い…
不安になり、あたりを見渡してみると遠くに光が見えた
こんな暗闇のなかを動きたくはないけど、ここにずっと居るよりはましだよね…
そう考えて私は光を目指し歩いた
だんだん光に近づくいていくと、ドアが私の前に現れた
光はそのドアの隙間から漏れている光だった
いったいどこに繋がっているドアなのだろう?
ドアを開けるのを迷ったが、開けなかったらここまで来た意味が無くなるので、深呼吸を一回してそっとドアを開けてみた
ギィィ…
ドアを開けると光が私を照らし、眩しくて私は瞼をギュっとつぶった
?『遅かったねA。おかえり』
…え?
凄く懐かしい声
ずっと聞きたかったあの声
その声を聞き、私はギュっと閉じていた瞼を開けた
その声は…
貴『……マミー?』
なんで…?
なんでマミーが…?
私が瞼を開けると、そこには懐かしい部屋と奥のベッドに座っている母、江華の姿があった
貴『…マ、マミー…マミー!!!』
母の姿を見て、今までこらえてきた感情が爆発した
ずっと母に会いたかった
ずっと母に話したいことが沢山あった
私は母の胸の中に飛び込んだ
江『こんなに大きくなって…。旅はどうだった?神威は元気?』
母はそっと私の頭を撫でながら聞いてくる
貴『…うん…楽しかった…お兄ちゃんは元気だよ…』
私は子供のように泣きじゃくりながらもそう言う
江『そう、よかった…。ほら、床に座ってたらお尻が冷えちゃう。お母さんの横に座って』
貴『…うん』
私はこくりと頷き、母の横に座った
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かえるちゃん - 感動しました!! 途中から泣いてしまいました!! 神威が、部屋に閉じ込めたりしているときに、嫌な気持ちもあったけど、理由を知ってもっと泣いてしまいました! (2018年12月27日 17時) (レス) id: 0d0314bacb (このIDを非表示/違反報告)
うい - 超感動しました。涙目でした。 (2018年5月7日 1時) (レス) id: 163a15ad2d (このIDを非表示/違反報告)
88888888888888881:1./-./,3;?(:?4(?4(?4)/4(4/;(45(3-5(-3(-34( - 12 (2018年4月13日 21時) (レス) id: 85cf7f8a2a (このIDを非表示/違反報告)
藍子 - 感動しました。(ToT)( *´艸`) (2018年3月18日 14時) (レス) id: 893e982a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 面白かったです! (2018年3月18日 10時) (レス) id: daf7af853c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amipanda x他1人 | 作成日時:2016年6月27日 23時