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第九十六夜 ページ24

神『…な、サド!?』









貴『サド?…沖田さん?』









確か前に神楽が沖田さんの事をサドと呼んでいた気がする









総『なんでぃチャイナ。お見舞いに来ちゃいけないんですかぃ?』









予想は的中したらしく、お見舞に来てくれたのは沖田さんだった









貴『あれ、そう言えば私、入院して初日なのに、なんで皆私が入院してるのを知ってるの?』









ふと疑問に思い、二人に聞いてみた









総『朝、俺宛に手紙がきていて、手紙にAがここの病院に入院してるって書いてたんでさぁ。手描きだったんですけど、それがもの凄く汚くて読むのに一苦労だったんでぃ』









神『私もアル。汚い字の手紙が入ってたヨ』









汚い字の手紙…









絶対字なんてほとんど書いたことがないお兄ちゃんが書いたものなんだろうな









貴『ふふ』









少しおかしくなって笑ってしまった









神『どうしたアルカ?』









この事は黙っててあげよう









そう思いながら、私は笑顔でこう言った









『ううん、なんでもないよ』









その後は、たわいもない話をいっぱいした









そして、神楽は話し疲れて私の膝の上で寝ている









神楽の頭を撫でながら、沖田さんと話を続けていた









貴『あ、そういえば沖田さん。私、記憶が戻ったんです』









総『え…本当ですかぃ!?』









いきなり告げたこともあって、沖田さんは大声を出す









貴『ふふふ、ビックリしすぎですよ。神楽が起きちゃう』









総『す、すいやせん…。でも、本当に思い出したんですかぃ?俺と出会った時の事も…真選組に入ってた事も…』









貴『貴方が命の大切さを教えてくれたことも、私を変えてくれたことも…思い出せました』









総『そうなんですかぃ…。やっと…思い出せたんですねぃ…本当に…良かった』









そう言われ、手をギュッと握られた









貴『え…!?』









総『すいやせん…嬉しすぎて…。あと少し…このままでいさせてくだせぇ…』









そう言ってさらにギュッと手を握られる









こんな事をされるのは慣れてなくて、顔が熱くなるのが分かった









『いいよ』なんて恥ずかしすぎて言えない私は、そっぽを向いてこくりと頷いた

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かえるちゃん - 感動しました!! 途中から泣いてしまいました!! 神威が、部屋に閉じ込めたりしているときに、嫌な気持ちもあったけど、理由を知ってもっと泣いてしまいました! (2018年12月27日 17時) (レス) id: 0d0314bacb (このIDを非表示/違反報告)
うい - 超感動しました。涙目でした。 (2018年5月7日 1時) (レス) id: 163a15ad2d (このIDを非表示/違反報告)
88888888888888881:1./-./,3;?(:?4(?4(?4)/4(4/;(45(3-5(-3(-34( - 12 (2018年4月13日 21時) (レス) id: 85cf7f8a2a (このIDを非表示/違反報告)
藍子 - 感動しました。(ToT)( *´艸`) (2018年3月18日 14時) (レス) id: 893e982a22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 面白かったです! (2018年3月18日 10時) (レス) id: daf7af853c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:amipanda x他1人 | 作成日時:2016年6月27日 23時

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