【銀魂】神威が真撰組から連れ戻したのは神威の妹！？

第八十六夜　総悟side ページ14

それは30分ほど前の事─────









近『安心しろ総悟。Aちゃんが町で襲った男達は、全員生きてる。どいつも急所をはずしていたらしい』









Aが吐血した後、俺は近藤さんに許可をもらい、意識を失っているAを真選組で様子を見ることにした









総『近藤さん…。無理言ってすいやせん』









近『何言ってんだ、Aちゃんは真選組の仲間だろ？当たり前のことをしているだけだ』









近藤さんがニコっと笑った時だった









何か大きな音が真選組で響きわたった









その音が聞こえてきたのは、Aを寝かしている部屋からだった









俺はすぐさまその部屋に向かう









総『どうしたんですかぃ！？』









そう言って部屋の襖を開けると、部屋の中は棚などが倒れていた









そして、部屋の真ん中には、呆然と座り込んでいるAが居た









貴『………なんで…？なんで…目が見え…ない…の？見えない…見えない見えない見えない見えない!!!』









必死に手で周りになにかないか探しているA









その時だった









襖から手を離した時、ゴトっと音が響いた









その音に気づいたAはこちらを見る









だがAが言っていたとおり目が見えていないのか、俺と目が全く合わない









貴『誰!?やだ…怖い…見えない…来ないでお願い!!!』









そう言って周りにある物を俺にむけて投げてきた









投げられた物は全く俺には当たらない









総『A…』









俺がそう呼ぶと、Aは物を投げるのを止めた









貴『貴方…なんで…私の名前…知ってるの…？』









総『そりゃあ、少し前まで一緒にいたんですから分かりやすよ』









苦笑いしてそう言うと、Aは驚いた顔をした









貴『少し前までって……もしかして、貴方が…ご主人様？』

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