【レトルト】女装男子系実況者【男主】 (ページ11)

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「あ、えっと…その…」

「きっ、キヨくんが聞きました！！！！」

「レトさん俺を売るなよ？！？！大体レトさんだって気になるって言ってたじゃん！！」

「でもキヨくんが…！！！！」

「はいはい言い訳はいいよいいよ女神サマ優しいからこれ以上怒らないであ・げ・る♡」

ぱっ、と手を離しけたけたと笑うAに、つくづく性格が悪いなあと俺は内心思う。
失礼な事を考えていると察されたのか、ぎろりと睨まれた。

「アブ、てめえもてめえだ何勝手に話してんだよばーか」

「ちゃんと性別女神サマ、って言ってあげたのにィ」

「許さぬ」

「ひっどーいアブさん泣いちゃーう」

「なあこれどう思う？」

「ないっすわ」

「ないわ」

「という事でないわーアブ、きんもい」

「ちょっとお？！？！」

やばいアブさんボコボコ(精神的に)シリーズだ。
しくしくと泣きまねをしていればAに冷たい視線を浴びせられた。
硝子のハート(大嘘)が粉々だよ全くー！

「アブほっといて飯食おうぜ、時間も時間だし」

「おお！いいね！女神サマと飯！」

「焼き肉でいいー？俺おごるからさあ」

「へえっ！？い、いや、女神さん…！？おごりは流石に…！！」

「女神ゴチになりまーす」

「アブさん遠慮のえの字もねえな？！」

だってA金持ってるしどうせ高いとこ連れてかれるなら素直におごられる方がいいもーん。
２人は慌てておごりはいい、と拒否ってるけどどうせおごりになるだろうな。
俺はさっさとゲーム機を片付け、荷物をまとめる。
ついでにAのパソコンを勝手に操作し先程の動画を保存してシャットアウト。
よしこれでおっけー。

「こっち支度出来たよ」

「ん」

「行く？」

「行こ行こ。アブ、こいつら車に放り込んで」

「アブさん使いが荒いなあもう、お任せあれー」

未だにあたふたと慌てる２人に荷物を持たせ、玄関へと引っ張っていく。
対するAは着替えかなー？自分の部屋に引っ込んでいった。
こりゃ暫くかかるだろうなー、なんて事を思いながら俺は２人を駐車場に止めた車へと連行するのであった。

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皆さんコメントありがとうございます。
今この話を書いている時点では、レトルトさんに3票・キヨさんに2票入っております。
それ以外の実況者様でも構いません、まだ投票はしておりますのでよければコメントにお願いします。