ずっこけガール 【tkin♀,ymar♀,ybhk♀】

13 ページ14

〜慧side〜




弁当を食べ終わった後

俺たちはまた、理事長室へ。





慧「…という事があって」

光「この調子だと、移動教室すら出来ません…」

大「どうしたら良いですか…？」





俺たちの言葉に





ジ「それは困ったなぁ…」





うーん、とジャニーさんも頭を抱える。



そして





ジ「じゃあ、この学園に新しい校則を付けよう」





と言った。





慧「新しい校則…？」

ジ「あぁ、Youたちが少しでも学校で過ごしやすくなるためのね。
そうだなぁ、例えば…Youたち3人に許可なく触ろうとしたりする者には罰を与える…とか」





罰って…





大「罰はちょっと重すぎじゃ…」

ジ「大丈夫。退学とかそういうのじゃない。
宿題の量を倍にするとか、そういうものさ。
…まぁ、あまりに酷い場合は停学になったりもするかもしれないがね」





宿題の量を倍にするとか

地味に嫌なやつだ…。





薮「一旦はそうしてみて」

涼「ダメならまた別の方法を考えるか」

高「そうだね。とりあえずは」

慧「それでお願いします」





まだまだ始まったばかり。



これで良くなるのか、逆に悪くなるのか…


分からないけど


今は、とりあえず。





ジ「分かった。生徒の皆には私から伝えておくよ」





ジャニーさんみたいな人がいてくれてほんと良かった。



これで少しは安全に……


それに





慧「俺には高木がいるから、もっと安心だね♡」

高「い、伊野尾くん！？」

慧「高木、俺の事守ってね？」

高「当たり前だよ。伊野尾くんの事、俺が全力で守る。守ってみせる」

慧「高木…」

知「はいそこ、イチャつかない！」

慧「何だよ知念、今良い所だったのにぃ〜！」

知「そういうのは家でして」





むー…


良い所で知念に邪魔された…。



良いもん、帰ったらいっぱい高木に甘えてやる！





中「(俺たち)」

圭「(空気……)」

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す