第５話「テスト勉強」 ページ7
「赤井〜ここわからん」
「お前、よくそれで合格したな」
ほれ貸してみろ、とテキストに軽く目を通して緑川に解説する
ここは寮の俺の部屋、現在最近つるむようになった５人と机を囲んでテスト勉強中である
「松田、萩原、起きろ！赤井が解説してんだろうが」
「ねむい」
「考えているうちに段々眠くなる……」
「じゃあこの提出課題の１７ページから２０ページやったら休憩するか。終わったら確認テストな
降谷、そんでいいか？」
「ありがたい……ほんともう俺だけじゃ手が回らなくってな」
「良いさ、俺も教えるのは勉強になるし
冷凍庫に食堂のキッチン借りて作ったアイス入ってるから後で食おうな」
「「「赤井〜！」」」
「口動かしてないでさっさと片すぞ」
アイス効果でやる気が高まったところで、うんうん唸ってノートと向き合っている緑川に苦笑いを零し、ぼんやりと目の前の５人を見遣った
精神的にはもう５０代なのでこういうやりとりは微笑ましく思う
ああだからこそ、彼等には健やかでいて欲しい
警察なんて、危険と隣り合わせでそれこそ殉職なんてこともある
萩原や松田は爆弾処理が上手いのできっと爆発物処理班なんかに所属しそうだ。２人共優秀だ。だからこそ、いざって言うときにどうしようもなく不安に駆られる
できることなら、俺の手の届く範囲だけでも救いたい。そんなあまりにも傲慢な思いが込み上げてきた
「どうした？赤井」
「なんでもない。で、終わったか？」
「おう！」
「全員終わったみたいだし、アイス食うか」
「「「よっしゃあ！！」」」
「食ったら確認テストだぞー」
「伊達、アイツ等話聞いてない」
「はあ……」
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東雲虚 - イラスト上手いですね 続き楽しみにしています(^^) (6月29日 15時) (
レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
虹霓(プロフ) - まって、、、ふるかわくん？！？！ (2021年9月12日 17時) (レス) id: 84cecb01d0 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - イラストめちゃくちゃうまいですね！尊敬します。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 8c0eb3b580 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - とっても面白いです。これからも頑張ってください！ (2020年5月22日 15時) (レス) id: 8c0eb3b580 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 小豆丸さん» 身体は壊さないように…お気をつけて！私も出来れば12月には合格したいです！頑張りましょう！ (2018年10月12日 20時) (レス) id: 40d28784a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小豆丸 | 作成日時：2018年5月28日 13時
