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第3話「ノーふるかわ君」 ページ5

ふるかわ君を投げ飛ばしてから1週間、今日は外出許可を貰って、俺は萩原ととあるカフェに来ていた


「はい!期間限定ベリー&ベリージャンボストロベリーロッキーマウンテンパフェです!」


にっこりと笑みを浮かべる店員と対照的に、うげぇと顔を引き吊る萩原


「じゃ、いただきます」


そんな2人を余所にスプーンを手に取り、クリームごと苺とブルーベリー、アイスをたっぷりと掬って口に入れた

口中に痺れるようなクリームとアイスの甘さが、次いで苺とブルーベリーの水気たっぷりの甘酸っぱい味が広がった


「お前、ほんと幸せそうに食うよなあ……見てるだけで胸焼けしそう」


そう言って萩原は苦笑いしながら珈琲を啜った


空調と換気扇の音、時々コーヒーカップとソーサーのぶつかる音だけが聞こえる静かな店内に、チリンチリンと扉のカウベル鳴った


「あ、萩原と訓練のときの……」

「お、じゃあお前が降谷を負かしたっていう噂の赤井か」

「へー、あれ噂になってるのか?」

「そりゃあ成績優秀なあのゼロを負かしたんだからな」

「次は勝つさ」

「でも綺麗な投げ技だったよなーアレは真似できねえ」


自然な流れで、入店してきた見知らぬ4人と相席することになったが、なんか蚊帳の外状態なので黙々とパフェを食っていた。ほんと美味いなあこれ


ああそうだ。1つ気になっていたんだった



「なあ、さっきから言っている降谷って誰だ?」


「「「えっ?」」」


「仲良しか」


一斉に振り向いたよこいつ等。タイミングばっちり過ぎて凄いわ


「え!?降谷って、お前が投げ飛ばした奴だよ」

「決勝までの奴等の顔は覚えてない」

「俺のことフッ飛ばしてただろうが!」

「知らない」

「いや、伊達、お前は中盤で負かされてたししょうがないっちゃしょうがない」

「あ、ふるかわ君にハーフなのかクウォーターなのか聞きそびれた」

「「「フルカワクンって誰だよ!!」」」

「なあ、金髪君」

「それはもしかしてそれは俺のことなのか?」

「ああ、降谷という奴を知らないか?」

「いや、えっ?」

「「「えっ?」」」

「えっ?」


だから何でこの人達こんなに息ピッタリなんだよ。スゲェなオイ

第4話「イエス降谷君」→←第2話「パフェ食べたい」



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東雲虚 - イラスト上手いですね 続き楽しみにしています(^^) (6月29日 15時) (レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
虹霓(プロフ) - まって、、、ふるかわくん?!?! (2021年9月12日 17時) (レス) id: 84cecb01d0 (このIDを非表示/違反報告)
- イラストめちゃくちゃうまいですね!尊敬します。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 8c0eb3b580 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです。これからも頑張ってください! (2020年5月22日 15時) (レス) id: 8c0eb3b580 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 小豆丸さん» 身体は壊さないように…お気をつけて!私も出来れば12月には合格したいです!頑張りましょう! (2018年10月12日 20時) (レス) id: 40d28784a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小豆丸 | 作成日時:2018年5月28日 13時

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