天使が重すぎる (ページ46)

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EP.45 ページ46

あみside

らいむ「あの騎馬だけデカすぎるでしょ、、、」

『バグってるわまじで』

昼食休憩を挟んで午後の競技、目玉の一つである騎馬戦が始まれば多分全校生徒が思ったであろうこと

めめを上に乗せた騎馬だけ飛び抜けて大きすぎる

上に乗ってるめめだって184cmあるっていうのに、その騎馬の土台には先頭にきっと187cmぐらいあるであろうラウールくん、後ろにも180cm前後の子達

そりゃ身長が合わないと起爆めないってとのはわかるけど、こんなに他の騎馬と差があると無双思想じゃない？大丈夫？

先頭のラウールくん、身長は1番高いけど圧倒的に細いし

他にも、上に康二が乗ってる騎馬のあるんだけどめめたちの方見て笑っちゃってるじゃん

らいむ「これでもし蓮たちの牙が負けたらかっこ悪いよね」

『こら笑』

もっともな意見ではあるけどね？

ただ、騎馬戦が始まってもそんなカッコ悪いことが起きることもなくすごい安定感とスピードで他の騎馬を倒していく

らいむ「ラウールくん見てみ？」

『ん？…大丈夫かな笑』

らいむ「めっちゃしんどそう笑」

きっとその位置、身長だけで選ばれちゃったんだろうな

他の騎馬の戦闘はもっとガタイ良いのにね

競技はどんどん進んで行って、いよいよ最終決戦

めめたちのところと、もう1組

敵チームの中で1番おっきい騎馬が残ってる

とは言ってももちろんめめたちには敵わないんだけども、ラグビー部とか柔道部で固められた騎馬だからとにかく強そうではある

両者ジワジワ近づいていってぶつかり合う、

こーなったら強いのは相手のチーム

ラウールくんがふらついた隙にもう一回

目黒「ラウ！踏ん張れ！」

めめの声も聞こえるけど、ほんとに苦しそう

それでも負けじと長い手を伸ばして、相手のハチマキに手を伸ばす

らいむ「蓮、行けっ！頑張れ！」

隣には、めめの事を応援してるいらいむ

小声だけど

『めめに届くように行ってみなよ、もしかしたら勝つかもよ？』

らいむ「私の応援にそんな威力ないって笑」

『良いからほら！応援されて嬉しくないわけないじゃん！』

らいむ「そりゃそうだけど、」

『ほら！』

らいむ「れ、蓮！頑張れ！！！」

響き渡った大きな声

)わぁぁぁぁ！！！

その瞬間、めめが相手のハチマキを取り去った