天使が重すぎる (ページ42)

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EP.41 ページ42

あみside

『あ、そういえばさっきのってダンス部のステージだったじゃん。ラウールくんってダンス部ではないんだよね？』

ラウ「あー、うん。ダンス部には入ってないよ」

『なんでダンス部のステージ出てるんだろうなって疑問に思っちゃって』

ラウ「えっとねー」

なんで照れてるのかわかんないけど、理由をあんまり言いたがらない上に一回ひいた耳の赤さがまた戻ってきた

そしてなんか困ったことがあった時必ずめめの方を見るのはなんなの？

保護者か何かなの？

目黒「あみが見に来てくれるかもって思ったからだよな」

ラウ「、、、うん」

『え、私？』

まさかここで私の名前が出てくるとは思わなかった

ラウ「もともと、文化祭でダンス部のステージに出ない？って誘われてたんだけど、学校の人たちの前で踊るの恥ずかしいし断ろうと思ってたんだ。でも、あみちゃんと話したときに僕のダンスみたいって言ってくレたから、これは良い機会なんじゃないかと思って、」

『そうだったんだ』

目黒「かっこいいって思ってもらいたかったんだもんな？」

ラウ「ねぇめめ！言い過ぎ！」

目黒「ふはっ笑言わないと伝わらないこともあるっていっつも言ってんじゃん」

ラウ「そうなんだけど！」

言わないと伝わらないこともある。もしかしたらラウールくんがこんなにも素直に色々伝えてくれるのはめめの影響もあるのかもしれない

『カッコよかったよ、本当に』

ラウ「ありがとう、」

向井「ガチ照れやん！！！」

ラウ「うるさいっ」

向井「待って？俺にだけ当たり強くない？」

大きな手で小さい顔をすっぽり覆ってひとしきり恥ずかしがった後、私たちに向けた笑顔はいつも通り天使みたいにキラキラしている

らいむ「てか、そもそもなんでダンス部のステージに誘われてたの？」

ラウ「えっと、ふっかさんとしょっぴーが俺のダンス好きって言ってくれてて、その流れで誘われた感じ」

『深澤先輩と渡辺先輩か』

ラウ「知ってるの？」

『そりゃあ、イケイケだったから』

ラウ「へぇ、ふっかさんたちが自分達で言ってるの嘘じゃなかったんだ」

向井「最初っから信じてあげや笑」

、、、ラウールくんと先輩たちも知り合いだなんて。やっぱりイケメンはイケメンのコミュニティがあるらしい