EP.3 ページ4
あみside
目黒「よくクラスわかったな」
「昨日の入学式の時キョロキョロしてたら目々のこと見つけて、クラスの場所的に2組だったもん」
向井「入学式中にキョロキョロするなよ。てか、俺のこと忘れてへん！？」
「あ、康二くんもおはよう」
向井「なんやこの子、生意気や…」
「えへへ笑 嘘だよ。康二くんのこともちゃんと見つけてた！」
ちょっと滑舌緩めのポワポワした喋り方
ちらっと顔を上げてみればやっぱりそこにはあの子がいた
「あの子話題になってた子じゃん！」
「目黒くんと向井くんと仲良いの！眼福…」
なんていう女子の声が丸聞こえ
きっと本人たちは気にしてないんだろうけど
「てか、めめと康二くん席前後なのずるい！俺だってこのクラスだったらめめと康二くんの間なのに！」
目黒「え、お前って村上扱いなの？」
「そうだよ！苗字は村上扱い。」
向井「へぇ、誰も村上なんて呼んでへんのにな」
「あー、悔しい！あと2年早く生まれてれば2人と一緒に入れたのに！」
目黒「俺と康二、席前後じゃないけどな」
向井「そやで、ここ俺の席じゃない」
「そうなの？」
待てよ、もしかしてこの流れ私に話が回ってくるんじゃないか？
お願いめめこじ、私に話しかけるな！
自意識過剰って言われるかもしれないけど、なるべくその子と合わせたく無いっていうか…
目黒「だってそこあみの席だもん。な、あみ」
『、、、』
しっかり話しかけやがったテクノカット
仕方ない、ここで無視すると後々めんどくさい気もするし
『そうだよ、私の席。康二の席はここ』
「へー、そうなんだぁって、えぇっ！？あみ先輩！！！」
『あはは、ラウールくん久しぶり…』
気まずい、なんだかとても気まずいよ、、、
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作者名：あすみ
| 作成日時：2022年10月9日 23時
