『学校』 ページ13
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『ありがとう。ジョーカー』
「あぁ、くれぐれもスカイジョーカーから来たことはバレないようにな」
『ふんっ楽勝だし。だって私伝説の怪盗なんだよ?
…じゃあ、行って来ます。』
私は飛行船のぶら下がってるはしごに下がって
バルーンガムで学校の裏口まで飛んでいった__
「…あいつ本当に大丈夫なんだろうか。」
ーーーーーーーーー
私が教室に入った瞬間教室の空気がガラリと変わりざわざわとざわめき始めた
そして、ハルちゃんのそばまで行って、小さめに声を出した
『お、おはよー…ハルちゃん…』
そう行った瞬間抱きしめられる感覚がした。
『ハル…ちゃん…?』
私が名前を言うと泣いていることに気づいた
「う、うぅぅ…本当に本当に…心配したのよ…バカ…」
『…ごめんね、私がドジなばっかりに…_』
「車にはねられた挙句数日間ずっと眠ってたなんて…!もうバカよ…
しかも転校しちゃうなんて…!!!」
『ごめんね、叔父の都合でさ…でも、またきっと会えるよ。ね?』
私がハルちゃんの頭を撫でるとうんとうなづいてくれた
とにかく怒られなくてよかった___
__でも、
「一ノ瀬が制服怪盗少女って本当か?」
「あぁ、体型と髪型が一緒だったし怪我したタイミングも…」
「でも一ノ瀬って学校一のドジっ子じゃん…」
「一ノ瀬って怪盗だったんだ…警察に行った方が…」
みんながひそひそ私のことで噂を立てている。
やっぱりあの一瞬の姿でここまで拡散されて噂を立てられるなんて
けっこうまずいな___なんて考えてるその時だった
「みんな!やめてよ!そんな噂でっちあげじゃん!」
この学校の生徒会長の鬼山ハルカちゃんが声をあげた。
ハルちゃん……
「こんなに大怪我負っててさ_がんばって学校に来たのにヒソヒソ言うなんて
陰湿よ!!!それに、監視カメラに映ってた子だって制服怪盗少女だっていう
事実はないでしょ!?」
ハルちゃんがそう大声でいうとみんなはざわざわとまたざわめいた
「確かに…」
「鬼山警部の娘が言うことなら納得するな…」
そしてクラスのみんな私に近づいてごめんね、一ノ瀬ごめんと謝って来た
私は少し混乱しながら大丈夫だよとニコニコする。
噂って本当に怖いな___
だからマスコミは苦手なんだ。
そしてチャイムがなり、先生が教室にやって来た。
「はいみんな席についてー」
みんなはざわめきながら席に着席した。
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diamond(プロフ) - めっちゃ面白いです!発送力やばば!あと、Deltaruneやってるってマジすか? (7月18日 19時) (レス) @page19 id: eed2b10c05 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - めちゃくちゃ、面白いです! (2022年5月30日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
私だ。(プロフ) - じおらすさん» ええ!!まじですか!ww指摘ありがとうございます!以後気をつけます(˘•̥-•̥˘) (2021年11月14日 7時) (レス) id: 8fc2f84feb (このIDを非表示/違反報告)
じおらす - 知っていたのですね! こういう小ネタが大好きなので、舞い上がってしまいました汗 これは完全に蛇足で、わかっていたら申し訳ないのですが…ニュースのMCさんの名前は、『DJピーコック』だったと思います…!すみません、気になってしまい…。 (2021年10月17日 14時) (レス) id: d811add0a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙 x他1人 | 作成日時:2021年9月12日 23時