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S side
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あれから、雅紀とは何事も無かったようにいつもどおり雰囲気に戻った。
あの日素っ気なくお別れした事雅紀は気にしてないのかな．．．。
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雅「ねぇ、翔ちゃん。ちょっといいかな？」
翔「ん？」
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いつになく真剣な雰囲気を漂わせてる。
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雅「今日さ、仕事終わったら翔ちゃんを連れて行きたい所があるんだ」
翔「連れて行きたい場所？」
雅「俺の幼なじみがやってる、バーがあるんだけど。行かない？」
翔「え！雅紀の幼なじみバーやってるんだ、凄いね！！」
雅「そんな凄い奴じゃないよ？(笑)」
翔「自営ってだけで凄いよ！」
雅「じゃあ、行くってことで決まり？」
翔「行かせて下さい」
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もしも。
この時、違う運命を選んでいたら？
もしも。
運命の歯車をまだ、動かさないでいたら。
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作者名：ちくわ | 作成日時：2018年6月10日 1時
