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ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス2 ページ4

しん、とその場が沈黙に包まれた。
そこで漸く中島は己の失態に気付いた。


『あっ、ああああすみません、すみません!!別に太宰さんがマフィアと通じてるとか、そんな事考えてたんじゃなくて、純粋に知り合いみたいに話すなって思っただけで・・・!!』
『・・・小僧、墓穴を広くして如何する』


呆れた様に溜め息を吐く国木田とは対照的に、太宰はいいんだと微笑んだ。


『少し、昔の知り合いと似ていてね。気になって調べていたのだよ』
『そうでしたか!』


良かった、と胸を撫で下ろした中島だったが、国木田の次の言葉で、一気に目の前の仕事へと向き直らなければならなくなった。


『この二人については判っただろう。依頼者と谷崎が待っている、早く行け』





「アハハ、それは脅されましたねェ」


先輩社員の谷崎に相談してみれば、そんな返事が返って来た。
笑い事じゃないですようと返すが、笑えるレベルの物ならまぁ大丈夫か・・・と考える自分が居なくもない。


ナオミの谷崎に対する激しい肉体的接触(スキンシップ)に目を逸らし乍ら、少し楽天的に構える事とした。


「着きました」


樋口が案内した路地は、薄暗く、埃っぽい場所だった。鬼魅の悪い処だと雫した中島と反して、谷崎は眉根を寄せ、逃げ場がない事を指摘した。


その言葉に樋口は、


「その通りです」


と薄く笑い、何処かに電話をかけだした。
その連絡先は──


「室生さん?予定通り捕らえました。芥川先輩も呼んで下さい」
「室生に……芥川だッて?」
『了解です。五分で向かいます』


───こいつらには遭うな、遭ったら逃げろ───


樋口は拳銃を2丁取り出した。


「我が主のため──ここで死んで頂きます」


「こいつ・・・!」


谷崎が息を飲んだ。
中島も覚悟を決める。如何やら大変な事になりそうだ。


「ポートマフィア・・・!」


×××

灘です!
量が安定しません!
オリキャラちょーーーーっとしか出てません!ごめんなさい!!
ぷらすにパスします(・ω・

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作者名:灘 むしとりあみ+ x他1人 | 作成日時:2016年7月6日 5時

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