十七 ページ19
{ A. }
[ 同時刻：" 小室社 " ]
A「あれ、敦くんは？」
太宰「厠へ行くと言っていたけど、逆方向だねぇ」
A「そのままでいいんですか？」
乱歩「野生の感のようなものがあるし、大丈夫だよ。」
梅の木が近づく。
事前に渡されていた資料を見ると、小さい社といっても私の腰くらいの高さで、随分こじんまりとしたものだった。
" 小室社 "。
淡洲神社が出来て、間も無くここにこのような形で建てられた。
碑と言ってもいいかもしれない。
淡洲神社の祀られているのは女神で、古くから伝わる。
恋愛などの縁結び、子宝に安産。結婚運。
慈悲深い母神として有名な八百万の神だ。
だが、この" 小室社 "は違う。
ここの地で起きた大火が原因で作られた。
大火の犯人として疑われた男性が、凄まじい拷問の末、酷い殺され方をした。
男性の死亡後すぐ、真犯人が見つかり男性に罪はなかった。
祟りを恐れた人々が、当時最も大きく厚い信仰を受けていたこの淡洲神社の隅に祀り、祟りを抑え、またこの淡洲神社の神に男性の穢れを祓ってもらおうと、他の場所ではなく、ここに社を建てた。
...それが歴史らしいが、
果たしてそれが正しいのか。
乱歩「この祀った人々もおかしいよね〜。
この淡洲神社の神は、癒しの神とか母神みたいなやつなんでしょ？
祀られ、
普通、武神じゃない？封じてもらうなら」
その通りだ。
命を与え、縁を結ぶ神様に、荒ぶる神を任せるだろうか。
乱歩「君、異能力使わないでね。」
A「大丈夫です、まずこういう類は読んだら私が....、」
太宰「....どうしたんだい？」
A「いえ、」
社から目を離し、山吹から数ｍ離れた小池を見る。
社から結構離れている。
いつもこの近くに、被害者が倒れていた。
池の周りの石を触り、手を入れれば手首ほどまでの深さであろう…水を触る。
A「！！」
水を触った瞬間、流れてきたのは膨大な記憶。
でも私は斜陽を使っていない。
水から手を離した時、私は叫び声をあげて意識を失っていた。
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朝霧 おちあ(プロフ) - 津島 紫(元.朱晴)さん» 夢主、ようやった!!あ、決して、太宰さんが嫌いな訳ではないので。寧ろ、大好きです！旧双黒は一番好きです！ (2017年7月16日 7時) (携帯から) (
レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
津島 紫(元.朱晴)(プロフ) - 朝霧 おちあさん» 初めまして!コメントありがとうございます!!どうしても中原さん早く出したくてここで登場させてしまいました笑笑 (2017年7月15日 22時) (レス) id: c24428badc (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 おちあ(プロフ) - 初めまして!!凄く、面白い作品ですね！それにしても………中也さーん!!何やってんだよ!! (2017年7月15日 21時) (携帯から) (レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：津島 紫(元.朱晴) | 作成日時：2017年7月13日 0時
