【クロロ】嫉妬 ページ35
フェイタン「…マチ、いるか…」
土砂降りの中、フェイタンがずぶ濡れで帰ってきた
マチ「帰って早々なんだい?怪我でもし……___」
マチがフェイタンのいる先を見て固まった
その場にいるメンバーたちがなんだ?と同じ方向を見ると…
フェイタン「…一瞬だたよ…油断した隙にA、やられたね」
フェイタンが抱き抱えていたのは傷だらけのAだった
ク「おい、どういうことだ。
何故守ってやらなかった」
いつものような冷静な声じゃなく、どこか焦っているような声色でフェイタンの元へ駆け寄るクロロ
ク「A、おいA!聞こえるか?」
マチ「どいて団長、あたしがやる
そのまま奥の部屋運んで。集中する、誰も近づくな」
そうして苦しそうなAを連れてフェイタンとマチは行ってしまった
_______________________
それから数日___
貴『いやっはぁごめんねフェイ!
まさかまだ生きてる奴がいて背後取られるなんて思わなくってさー!!』
フェイタン「…全くよ。心配させるな」
マチ「あたしの処置が遅かったらAはあの世いきだったね」
Aの傷はマチによってほぼ全快し、メンバーと起きてからはずっと楽しそうに話している
それを部屋の入り口から少し覗くクロロ
困ったようななんというかな表情をしながら皆のことを見ているとAと目が合った
貴『あ、クロロ!』
Aがそう呼ぶとそばにいたメンバーたちは「仕事行くか」とそれぞれAの元を離れていった
「ここからは団長の出番だよ」とマチに囁かれ、クロロはツカツカとAに向かって歩み出す
貴『クロロも心配かけてごめんねー!次は仕事が成功してもこんなにならないよう…』
ぎゅっ
強く、しかし優しく、クロロはAを己の腕で包み込んだ
貴『…クロロ?』
ク「…もう無理するな。」
貴『大丈夫だよ!もうこんなこと…』
ク「おれのそばにいろ。
…俺を、頼れ…」
Aは驚いた様に瞬きしてからクロロの背中に手を回した
ク「…お前は俺だけのものだ
誰にも奪わせない、傷つけさせない
…それでもお前が傷ついた時、一番に駆けつけて守ってやるのは俺だけだ」
その言葉にAは、ふはっと笑い出した
貴『何クロロ、私の怪我の心配じゃなくて助けてくれたマチたちに対する嫉妬してたの??』
すると図星と言わんばかりにクロロは固まり、それを紛らわせるように乱暴なキスを降らせた
ク「お前は俺を頼っていればいい」
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ハナミズキ - キルアのお前がいなきゃの話ほんっとにもう涙ボロボロよ (4月4日 23時) (レス) id: 9174215e87 (このIDを非表示/違反報告)
ハナミズキ - キルアのお前がいなきゃの話ほんっとにもう涙ボロボロよ (4月4日 23時) (レス) id: 9174215e87 (このIDを非表示/違反報告)
リュイ - クラピカ…すきぃぃぃ!!!愛してるよ、私も。 (2021年10月22日 18時) (レス) @page3 id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 最高の一言に限る。まじで好きなキャラばっかりって最高。まじ最高〔大事だから三回〕いやー。最後のクロロ切な恋って感じがほんとに最高でした。そばにいるのに届かない、好きなのに伝えられない。青春の様で簡単な言葉で表せない感じ。 結論【この小説最高】 (2020年11月17日 19時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
天野桃介 - クッキー大好き!さん» コメント、リクエストありがとうございます!!!私なりのヤンデレ聞いてみます!しばしお待ちください!! (2019年4月20日 12時) (レス) id: 3cfbb38bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天野桃介 | 作成日時:2017年9月3日 17時