Top Secret。【twst】 (ページ10)

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Episode9 ページ10

他にも白色のこれまた小さい箱に金色のリボンで結ばれている。

それに、また手紙も入っていた。

『ジェイド…ありがとうございます…。えへへ、ワンピース可愛いですね』

ワンピースを箱から取り出し自分に合わせながら、ジェイドに笑いかけた。

「おや、喜んでいただけたようで僕も嬉しいです…！姉さんに似合うと思いましたが、本当に似合っていて素敵ですよ」

ジェイドはよく平気な顔してキザな事言うけど、今日は口元を手で抑えて横を向いている。

『…もしかして、照れているんですか……』

驚きながらそう告げると、ジェイドの肩が微かに揺れた。

「その…ね、姉さんが綺麗ですから」

観念したかのようにそう言ったジェイドに今度は私の顔が赤くなる番だ。

弟にときめいてる訳では無いが、綺麗だと言われたら、そりゃ誰だって照れてしまうだろう。

変な甘い空気に変わり、気まずくなっているとふと後ろから何かが抱きついて来る感覚がする。

びっくりして後ろを振り向くと、フロイドだった。

「本っ当に姉ちゃん綺麗だよぉ～」

「ええ、とても似合っていて綺麗です。それに、ジェイドの目利きも流石ですね。何処で見つけたんですか？」

そして、直ぐ立て続けにフロイドとアズールにも綺麗と言われ、自分でも分かるくらい赤みが増した。

「姉ちゃん。あのさぁオレのプレゼント見てぇ～」

『ええ、分かりましたよ』

フロイドに抱きつかれている状態だが、多分フロイドは離してくれないだろうからそのままフロイドのプレゼントに手を伸ばした。

アズールとジェイド同様の仕様に青色のリボンで結ばれている。

リボンを解いて箱を開けると、中にはとても大きいぬいぐるみが入っていた。しかもウツボのふわふわのやつ。

それから、貝殻のデザインが施してある透明の香水。匂いは柑橘系のそこまでキツくない感じのもの。

他にもジェイドと同じ位の白色の箱で青色と水色と紫色のグラデーションが入ったリボンで結ばれている。

また手紙も入っていた。

『わぁ、ぬいぐるみです…！ふわふわ…！』

「やっぱり姉ちゃんにピッタリ！それ頑張って探してよかったぁ～。

あ、後、香水ね…オレとお揃いだよぉ」

ニコニコしながら、私と同じ香水を見せてくるフロイドの頭を撫でる。

『本当ですね。お揃いです。
一緒に着けてみますか？』

「はぁい、つけた～い」

そう言ったから私の首筋辺りにワンプッシュ、フロイドの首筋辺りにもワンプッシュ香水を着けた。