第十七話 ページ24
『交流会は東京でやるんだよ』
「はあ???何でよ!!!!」
「去年勝った方の学校でやんだよ」
「勝ってんじゃねーよ!!!馬鹿!!!」
「俺らは去年出てねーよ」
テンポよく行われる漫才のような会話に思わず吹き出す。
『去年は乙骨先輩が出たんだよ…w』
「そうそう、人数合わせでな。」
「"里香"の解呪前だったからな。
圧勝だったらしいぞ、京都でやったから私は見てねーけど。」
そういったとたん釘崎さんは膝から崩れ落ちた。
五条先生の言葉を借りて言うなら、ウケる。
「許さんぞ乙骨憂太ー!!会ったことねーけど!!」
「膝汚れるぞ。」
『www』
「…おい、来たぜ」
先輩の声に顔をあげると、京都から来た数名がこちらに近寄ってきた。
「あらお出迎え?気色悪い」
「乙骨いねぇじゃん」
「うるせぇ早く菓子折り出せコラ。
八ツ橋、くずきり、そばぼうろ。」
「しゃけ」
「腹減ってんのか?」
京都に行けなかったことがよほど悔しい釘崎さんの京都のお土産連呼からの狗巻先輩のしゃけで、勘違いさせてるのウケんね。(ハマった)
「怖…。」
「乙骨がいないのはいいとしテ…一年三人はハンデが過ぎないカ?」
「呪術師に歳は関係ないよ。
特に伏黒くん。
彼は禪院家の血筋だが、宗家より余程出来が良い。」
そう言っていた京都校の生徒がふとこちらを向いた途端、ガチリと体を止めた。
十中八九、傑が居るからだろうなあ…。
数人といえど私が多数の目にさらされて不愉快だったのか傑が京都校の人たちを睨みつける。
「あ"ァ"!?」
ド低音の威嚇付きで。
「「「「「「!?!?」」」」」」
『こら、傑。
いくら先輩達相手でも、弱い者イジメはだめだよ。』
更に体をこわばらせる京都校の人たちを鼻で笑って踵を返す。
「ひゅ〜!やるな、A〜。」
『まあ、そういう性格なんでね。』
「いい性格してんなw」
『ありがとうございます。』
そんなピリついた空気の中、京都校の教師、庵歌姫先生が呆れた様子で現れる。
「はあ…だから東京校の子に喧嘩を売るなって言ったでしょ…全くこの子らは…。
ごめんなさいね、Aちゃん、…あと夏油。」
『いえ、私達こそすみません…。』
「素直でいい子!!あいつの生徒とは思えないわ!!
…で、あの馬鹿は?」
私の頭を撫で回しながらあからさまにジトッとした顔になる。
そんなに五条先生のこと嫌いなんですね…w
「悟は遅刻だ」
1467人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K飴(プロフ) - 蒼尾さん» いえいえ!お気になさらず!😌 (2022年3月21日 1時) (レス) @page25 id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - やっぱり題名が同じだと失礼な気がするので辞めておきます。理由としては内容が少し被ってしまうというのがあってそれだとパクってしまったという感じになってしまうので。すいませんでした。 (2022年3月20日 18時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - 蒼尾さん» コメントありがとうございます!内容が同じでなければ全然大丈夫ですよ!😊 (2022年3月19日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
蒼尾 - 最後まで見ました!とても見るのが楽しかったです!あの無理だったらいいんですが、他のアプリで題名は同じなんですが内容はちがう小説って作っても大丈夫ですか?あと、無理せずに自分のペースで更新してってくださいね! (2022年3月18日 23時) (レス) id: d5f83f6be7 (このIDを非表示/違反報告)
K飴(プロフ) - シオリさん» コメントありがとうございます〜!!😭激遅更新ですが、頑張ってもらわせます!! (2022年2月21日 14時) (レス) id: fa92fa8cbc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:K飴 | 作成日時:2021年12月29日 19時