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あれこれ色々考えている内にバイトも終わる。
バイトが終わると私服に着替えてすぐに帰る。
「お疲れ様で〜す」
とバイト仲間に言いながらカフェを出ると、
カフェから少し出たところで首に腕がまわる。
「はいっ捕まえた〜」
風磨だ。最悪。
風磨はニタ〜っといたずらっ子の小学生みたいな笑顔で私を見てくる。
もちろん、私は睨み返す。
「なに?」
「は?さっき後で問い詰めるって言ったじゃん」
面倒くさいやつに捕まってしまった。
「...で?なんで今日1日ぼーっとしてた?何か悩んでんの?」
別に私は悩んでるわけじゃない。
あの人の顔が頭から消えない。
あの人が言った言葉が耳から離れない。
「...悩んでなんかない」
風磨に言えるのはこれだけだった。
風磨は少し悲しそうな顔をする。
でもすぐに優しく微笑んで
「ふーん。、そっか。また何かあったら言えよ」
私の頭をくしゃっとしながら
帰っていった。
昨日会った人に一目惚れしましたなんて、言えるわけないじゃん。
言いたいけど説明なんて出来ないし。
第一、私自身が1番混乱してる。
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oimo(プロフ) - みおーさん» コメントありがとうございます!やっと更新できました!これからもよろしくお願いします♪ (2017年7月15日 6時) (レス) id: e93aa8496c (このIDを非表示/違反報告)
みおー(プロフ) - 続きがすごく気になります!更新楽しみにしています!! (2017年7月7日 13時) (レス) id: 2b80127aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:oimo | 作成日時:2017年6月21日 22時