雨と君。__Kento.N__

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「え、中島健人ってあの中島健人？？」




明は一旦落ち着いて私に確認してくる。


「そうみたい、」



「いやいやいやいや、、は！？あの！？」





私だって信じられないけど、

顔もニュースで見たし、同姓同名なんてそんなにいるもんでもないでしょ。








「ゆいかはあの中島健人くんに一目惚れしたのか〜」




1人で大騒ぎしていた明もようやくあの中島健人だと認識してくれたみたいだ。




一旦明が落ち着くと次に騒ぎ出したのは私の携帯。



誰かからの電話みたい。




1人でまだブツブツと何か言ってる明を放っといて
電話の画面を見ると、



____

中島健人
____




そこに彼の名前があった。



一気に緊張してきたけど、平静を装って電話に出る。




「もし、もし、、？」


『あ、ゆいかちゃん、？健人だけど』


「はい！どうしたんですか？」


『今どこにいる？』


「えっと、〇〇駅の近くのケーキ屋さんです」


戸惑いながら今いる場所を伝えると、


『わかった、ケーキ楽しんでね』


彼はそれだけ言って

電話が切れた。




え、何の電話？？



用事かな、、？、私に？



でも居場所聞く？？


色々な妄想を膨らます。



その様子を見てた明は

「どうしたの？」

と言ってくる。

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