4歳の壁 3 ページ18
サンジ「甘やかさず叱らずに機嫌を直させる……。中々難しい問題だな…」
うーん…と3人の兄姉が頭を抱えて唸り出す。ここまでくるともはや子育てである。
Aはそれを見ながらまだぷくーっと頬を膨らませていた。
『おきがえいや！！』
ナミ「わかった、わかったわ！ちょっと待っててね？
……どうしたらいいのかしら？毎日こうなるんじゃちょっと困っちゃうし…」
ロビン「そうね……。どうしたいのか本人に聞いた方が早いかもしれない」
A、と声をかけながらロビンが妹の方へ歩み寄り、隣に座る。
Aは少し嬉しそうな顔をしたかと思えば、またご機嫌ナナメのお顔に戻ってしまった。
ロビン「ふふ…。ねぇA、お着替えが嫌なのよね。
貴方はどうしたい？もし私にできることがあるなら手伝うわ」
『！！』
ロビンが微笑みながらそう聞くと、ぷくっと膨らんでいた頬が戻りAの顔がぱぁっと輝いた。
サンジ「お、表情が変わった!さっすがロビンちゃん〜♡」
ナミ「私が聞きに行けば良かったわ…!」
兄姉が後ろでコソコソしている中、Aはなぜかベッドの上に散らかった自分の服をいくつか引きずりだして
ロビンの膝の上に乗せ始める。
それらを受け取りながら、どうしたの？とロビンが若干戸惑っていると
Aのかわいらしい短い両腕がパッと上に上がった。
『Aね、おきがえできないの！』
ここでロビンのハートに1億のダメージ。
ロビン「…………………………」
あまりの破壊力に、ロビンは口元に手を当て天を仰ぎだした。
その様子を見て、扉の方にいたナミがぷるぷると震え始める。
ナミ「……なんて……なんて可愛いの…………！？」
サンジ「？？ど、どういうことだ？」
着替えたくないんじゃないのか、と困惑するサンジにナミが違うわよ！！と肩をバシッと叩く。
ナミ「だから……！！
着替えたくないんじゃなくて、私たちに甘えたかったのよ……！！」
サンジ「…なッ…………！！！」
ようやく妹の真意に気付いた3人の兄姉はそれぞれ天を仰ぎ、震え、床に膝をついた。
知っての通り麦わらの一味の兄姉たちは親バカならぬ兄姉バカのため
妹の天使な行動や言動をみると途端にIQが下がるのだ。
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うなぎポテト - 尊い……( ◜ω◝ )ガチで天使ですね…… (7月24日 9時) (
レス) @page19 id: 9030b78ea3 (このIDを非表示/違反報告)
うえーい - 好きだなぁ (7月19日 12時) (レス) id: 79851a5d5f (このIDを非表示/違反報告)
夏油はサマーオイルだお☆ - ﾊｧｯｶﾞﾜｲｲｯ (7月10日 0時) (レス) @page19 id: cc1b769437 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - この作品面白くて大好きです。続き待っています。ハートの海賊団やキッド海賊団との絡みも見てみたいです。応援しています。頑張って下さい！！ (5月27日 16時) (レス) id: ec65e2086d (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - なにこれ大好き…♡もうこれしか思いつきません…最高です。 (2023年5月1日 23時) (レス) @page19 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2023年3月5日 20時
