4歳の壁 2 ページ17
ナミ「はーい！今忙しいんだけど……だれ？」
ナミが扉を開けると、そこには少し困ったような顔をしたサンジが。
サンジ「悪い、ナミさん…。3人ともなかなか来なかったモンだから」
Aが来てからは生活習慣を崩さないよう、毎日決まった時間に朝食を食べている3人。それが今日は1時間も遅れているので、少し心配になってしまったようだ。
ナミ「あぁ、ごめんねサンジくん！実は……」
ちら、とナミが後ろを振り返った。
ベッドの上にはキャミソールとペチコートだけを着て未だふくれっ面をしているAがいる。
ナミ「＿__実は、Aが朝から機嫌悪いみたいなのよ………。全然お洋服を着てくれなくって。
このまま出すわけにもいかないし」
サンジ「！！Aちゃんが？珍しいな……」
ナミ「珍しいからこそ対処法に困るのよね〜…。今持ってる服は全部出しちゃったし……。
どうしようかしら……」
はぁ、と妹に聞こえないよう小さなため息をナミがつく。頬がふくれる姿はすごく愛らしいけれど、ご飯を食べてもらえないままでは困るのだ。
レディ達の悩む顔を見て、紳士なサンジはとあることを思いついた。
サンジ「……それなら、よければここまで朝食を持ってこようか？Aちゃんに限らず、ナミさんとロビンちゃんもお腹が空いてるだろうし」
今日の朝食はサンドイッチとスープとハムのサラダ。バラティエでウェイターをしていたサンジにとって、これらをこぼさずに女部屋まで運ぶのは全く容易なことである。
しかし、サンジの予想とは反してナミとロビンは首をふるふると横に振った。
ナミ「有難いんだけど、遠慮しておくわ。Aのためにもここで甘やかすべきじゃない気がするから」
ロビン「同意見よ。明日もまた同じようなことになるかもしれないもの」
さすがAと1番長く共に時間を過ごしている姉たち。妹の教育に関しては抜かりないようだ。
サンジも兄として、この2人に深く感心した。
サンジ「それじゃあ………叱るのかい？」
2人「「まさか」」
前言撤回。やはりAには甘かった。
ナミ「叱れるわけないでしょ！見なさいあの可愛く膨らんだほっぺ！！朝起きて天使と見間違っちゃったわよ」
ロビン「叱るなんてできるわけない、そうするくらいならちょっとくらい甘やかしたっていいんじゃないかしら…」
サンジ「そうだよな。あのかわい子ちゃんを叱れるのはどっかのマリモくらいだ…」
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うなぎポテト - 尊い……( ◜ω◝ )ガチで天使ですね…… (7月24日 9時) (
レス) @page19 id: 9030b78ea3 (このIDを非表示/違反報告)
うえーい - 好きだなぁ (7月19日 12時) (レス) id: 79851a5d5f (このIDを非表示/違反報告)
夏油はサマーオイルだお☆ - ﾊｧｯｶﾞﾜｲｲｯ (7月10日 0時) (レス) @page19 id: cc1b769437 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - この作品面白くて大好きです。続き待っています。ハートの海賊団やキッド海賊団との絡みも見てみたいです。応援しています。頑張って下さい！！ (5月27日 16時) (レス) id: ec65e2086d (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - なにこれ大好き…♡もうこれしか思いつきません…最高です。 (2023年5月1日 23時) (レス) @page19 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼくのなつやすみ | 作成日時：2023年3月5日 20時
