ヴ ァ ン パ イ ア 【zh】【弐j酸j】

序 ページ1

私には彼氏がいる

それも人間じゃなくて吸血鬼


出会いは在り来りで、私がコンビニでバイトをしてた時、彼が客としてきてまぁ、なんかあって付き合ったって感じ


最初は吸血姫なんて1ミリも信じなかったし、タチの悪い嫌がらせかと思った


けど羽を生やしたり、「アレクサンドル・ラグーザ」の姿になった時は信じざるをえなかった


けど、別れる気なんて起きなくて、これが好きになった弱みだろう。


今となりで私の肩に頭を預けてスマホを弄る彼に愛しさが止まらなくなった


彼の白くてふわふわした髪の毛をいじっていると、いきなり顔を動かした。


なにか嫌だったと不安になっていると、いきなり首に噛み付いた


『いたっ』


そこから出る血を啜る彼は、妙に色っぽくて叶わない


最初は痛いけどそこからは別に痛くない


昔葛葉に聞いたら、心を許した人に効く麻酔的な話らしい。


結構吸血姫ってロマンチック。

壱→

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