私とお隣さんと知り合いの物語【いれいす】 (ページ49)

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この射的は100円で5発。じゃんけんで先行は俺。

初兎「ういしょ…」

パン！！

初兎「くそ…外れた…」

『次は私ね。』

パン！！！

『ア"ーっ！！』

初兎「うるさいよ〜w次でキメようかな〜」

『おっ、フラグ立ちました〜！』

パン！！

初兎「くっそぉぉぉぉ！」

『はいフラグ回収乙〜ww』

初兎「うっぜぇ…」

パン！！

『あーもう！』

初兎「じゃあ次俺〜。今度こそキメよっ」

『がんばー(棒)』

パン！！

初兎「うえぇ…もうダメな気がして来た…」

『はいはい。最後かこれの次でキメよ〜』

じゃあこれは弱気…

初兎「え…」

パン！

『よし、外れた〜』

外れて喜ぶ人なんて居ねえよ普通

初兎「次！よっしゃー…」

パン！

『そろそろキメようかな〜』

初兎「お前もフラグ？早く決めておくれ…」

『じゃあお望み通りにしてやるよ。僕の師匠の永井さんを舐めないでおくれ』

初兎「…は？」

パン！！

Aの球は見事にぬいぐるみの的に当たった。

カランカラン〜

『やったあ！ぬいぐるみ！』

初兎「負けた…」

『初兎、乙〜。そうだ、言う事聞いてくれるのか。どうしようかな〜』

初兎「…」

怖い怖い

『今から恋人繋ぎでここ回ろう』

…は？

初兎「そんなことでいいん？」

『全然？え？もうちょっt…』

初兎「いや、それでいい。うん」

「どうぞ」

『ありがとうございま〜す！行こうか』

超機嫌いいじゃん。でもまた1つAのこと知れたな。銃系が好き。ってこと。

初兎「うん…」

『次どこ行く〜？』

初兎「んーと…もう1個射的が…」

『行こう！行こう！』

またかよ…

射的で勝ったのはもちろんA。強すぎだろ。つーかこいつ一回目で当たったぞ。"当てるつもりはなかった"だって。取り調べに答える容疑者やん。

『次は？次！』

初兎「今は8時…あと30分で花火か。」

『で？次は？』

初兎「A決めていいよ」

『いいの？じゃあ…金魚すくい！あれ！』

初兎「お、おお…」

・
・

『やろ〜』

初兎「俺苦手なんよな〜…」

『そうなの？』

初兎「まあでもやる。金が無駄になると思うけど」

『そういうこと言うから逃がしちゃうんだよ…』

「いらっしゃ〜い」

『お金どうぞ』

「ありがと。ほい」

『今回も勝負だよ』

初兎「まじか〜。」

何を賭けるかは知らねぇ。