私とお隣さんと知り合いの物語【いれいす】 (ページ30)

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いふ「…かっこいいな」

初兎「ほんとだよ…」

真っ赤にしてうつ伏せになっているしょにだがいた

いふ「wwww照れてる～」

初兎「バカにすんな…」

『よしよし！そう！』

「…ふふっ」

『よくやった！』

「これもAの計画した"あいてる時間に練習やって上手くしよ～ぜ"計画のおかげじゃない？」

コーチ「それ考えたの…苅田か」

『それのおかげだと嬉しいんだけどね～。教えたのコーチと私だけど』

すみれ「ももかの方も着々とうまくなってるし、うちの高校けっこういいんじゃない？」

『そだね。この調子で全国大会目指そう』

コーチ「いや向こうに話してないんだけど…」

ももか「聞いてたよ～。全国大会目指そうと」

『聞いてたのか』

「まあまあ。始めよ～」

そんな会話もこの距離でも聞こえる。

初兎「こっちも全国大会目指さないと…」

いふ「…俺試合終わったらちょっと話してくる」

初兎「え？何話すの？」

いふ「土日どちらかにバスケ教えてもらえないかって」

初兎「興味持ったん？www」

いふ「まあね」

初兎「じゃあ俺も行こーっと」

・
・
・

『ア゛ーっ！疲れた！！』

Aは帽子のつばを後ろ向きにして歩いていた

いふ「お疲れさん」

すみれ「A今日大活躍だったもんね」

ももか「今日じゃなくていつもじゃない？」

『そんなことないよwwww』

ツン

しょにだが俺の腕をつついてきた。"あの話しろ"ということだ

いふ「あのさA」

『うん？』

いふ「土日どちらかにさ…」

初兎「いけ！いけ！(小声)」

いふ「バスケ…教えてくれへん？」

『え？』

すみれ「おぅ…唐突…」

いふ「いや、別にいやだったらええねんけど…」

『いいに決まってんじゃん。断る理由なんてないし、バスケに興味持ってくれてるんだし。
それならどんなに嫌いな人でも教えるよ』

そう言って笑った
…天使じゃん…ってあれ？"どんなに嫌いな人でも"って言ったよね
じゃあ…

いふ「俺らの事嫌いってこと？」

『え？勿論』

ももか「勿論www」

初兎「あ！そのバスケ俺も行く」

『んーと、じゃあウチくる？あ、二人もね。家にバスケの本沢山あるし、それで少しは基本学んでくれればいいし。二人きたら彼氏って勘違いされないし』

いふ「彼氏って勘違いされてるのガチでいやなん…」

『超いや』

初兎「じゃあ俺は？！」

『お前も嫌』