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gr「…全員揃っているか？」
そう言いながらゆっくりとした歩調で生徒会室に入ってきたのはグルッペン様。
tn「…“全員揃っているか？”じゃないんだなぁ」
gr「ト、トン氏…何をそんなに怒って…」
tn「あ”ぁ“ん？グルさんだけやわこんな遅くに来たのは！ヘルディンさんの件も含めて後で粛正や」
gr「ﾋｯ」
顔を青くしてカタカタと震えるグルッペン様を見て少しいい気味だと思いながらトントン様の表情を見たら般若みたいに怖かったのですぐに目を逸らした。
グルッペン様、南無南無。
gr「…ｺﾎﾝｯそれでは気を取り直して…」
軽く咳払いをするグルッペン様に、お前が原因やけどな、と軽く睨みをきかせるトントン様の様子にゾムが笑いを溢す。
gr「これから何かとともに行動する機会が多いだろう。自己紹介をしよう」
“自己紹介”。その単語を聞いて私はぴくりと肩を震わせた。
そういえば原作のこのシーンでは、礼儀作法的にアウトな自己紹介をしたノーラさんに元悪女が注意してたんだっけ。
ノーラさんに無作法と、それに注意をしない、彼女に堕ちてる人(シャオロン様とか)にいらついていたコネシマ様が元悪女に興味を持つ…。
そんなイベントだった筈。このシーン結構好きだったなぁ。
二度目の人生ではヒロイン達とは関わらないと決めたものの、将来自分に代わって王妃となるノーラさんが礼儀作法はできないと駄目だと思い、注意する元悪女。
自分のためならば何もしない方がいいのに、他人のために注意する…。
そのせいで興味を持たれるのだが、彼女のその正義感みたいなのが好き。
注意の仕方も優しかったし。
でも今は違う。元悪女がグルッペン様の義兄弟になる筈が私が義兄弟になってしまい、彼女は今この場にはいない。
元悪女からすれば万々歳なのだろうが私としては大変困る。
これではノーラさんに注意する人がいない。
いっそ私が注意する…？いや、そのせいで目をつけられるのは嫌だ。
かといって放置するのもどうかと思うし…と考えながら何気なくポケットを探ると中には先程ウツ様に渡されたメモ。
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なな - この話面白くてすきです！ (2021年7月19日 9時) (
レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
なな - こ (2021年7月19日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
タラコ - すみません。42話のところの『''和食''は存在しないけど、、、』のところ和食と日本食逆になってると思います！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
むっちゃい - モモさん» 有難う御座います！本当だ、急に話がとんでしまってますね…ご指摘有難う御座います！更新コツコツ頑張らせていただきます。 (2021年1月24日 9時) (レス) id: d7c3fd666c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めっっちゃ好きです…！36話から42話になってますよ！更新頑張ってください！！ (2021年1月23日 9時) (レス) id: 822858a868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むっちゃい | 作成日時：2021年1月8日 16時
