第193Q ページ32
勝利の余韻もつかの間、控え室で帰りの準備をしていると、その扉がノックされた。
リコ先輩…だろうか。いや、ノックなんてしないはず。
じゃあだれ??
私は、首を傾げながらも扉を開けた。
『どちら様で…
ってさつき?』
予想もしてなかった桃色の髪に私は目を見開く。
桃「A!青峰君知らない?」
えっ、知らないけど…
試合の後さっさと連れて行かれてしまった旨を伝えると、さつきは大きく息を吐いた。
桃「まーたふらぁと消えたのよアイツ!!てっきりAといるもんだと思ってたからテツ君に聞こうと思って…」
それでここに来たのね。
というかなんで私といると思ってるのよ。一応さっき試合したばっかりなんだけども。
『テツヤなら今お手洗いに行っていないよ。』
そっか…と肩を落としたさつきが、パッと顔を上げて私を見た。
桃「Aも一緒に探せない??」
キラッと目を輝かせる彼女にしどろもどろ。ていうか、何か企んでる…?
私は、うーんと唸る。
行きたい気持ちは多少なりともあるし、いろいろ話したいのは確かなんだけど。
この場をミーティングに駆り出されてる監督に任されてるし、なんか怪しそう?だし、そもそも!単独行動禁止だし…!
色々思考が行き交い答えを決めかねていると
伊「行って来なよ。」
伊月先輩が後ろから声をかけてきた。
伊「監督には俺から言っておくからさ。な、そう思うだろ木吉」
木「んあ?あ、あぁ、いいと思うぞ」
ほんとに?
木吉先輩の曖昧な返事に苦笑いしながらも私は伊月先輩に向き直る。
『…じゃあ、お願いします』
軽く頭を下げてから、さつきと共に控え室を後にしたのだった。
小「伊月〜!お前楽しんでるな!」
伊「別に、楽しんでなんかないさ。ただ、青峰と上手く行けばいいなって思ってるだけだよ。黒子には申し訳ないけど」
日「チームメイトの恋路を応援するだろうがフツー」
木「えっ、黒子って…、え?」
小「木吉、まじかよ」
日「俺でも気づくわボケ変人」
木「えええぇ」
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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2023年1月13日 21時