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第174Q ページ13

赤司征十郎


今、思えば・・・

あの日、彼が変わったあの日。

それが、キセキの世代が変わり果ててしまった元凶かもしれない。



彼は人の前に立つようなリーダー気質のある人で、当たり障りの無い性格だったし、よく笑ってたし・・・

それなりに仲良くしてたから、ちゃんと知っているつもりだった。



けど、目の前にたっている彼は、知らない。

顔も、声も、全部・・・赤司なのに。



昔の思い出が一気にフラッシュバッグする。

だめだ、、泣きそう。



火「A、どした?」


肩に手を置かれて、現実に引き戻される。


『あ、いや、なんでもな・・・』

紫「Aちんに気安く触んないでくんない?」






・・・は?


急に目の前が真っ白になったと思ったら、私と大我の間に、紫原が割って入ってきたのだ。


えと、、どゆ状況?


火「は?んなの、お前に関係ねぇだろ。」

紫「君だって部外者じゃん」



わわわ!一触即発状態!!


『ふ、2人とも落ち着いて!?』



何が何だか分からず、とにかく何か言わなきゃとそう言うと、紫原がこちらを振り返った。


紫「落ち着いてるけどー?」


どこがだ!!!


黒「・・・紫原君、なんか変わりましたね。」
『え!?やっぱそう思うよね!?』
青「変なもんでも食ったか?」
紫「えー、お菓子なら食べたけどー」
緑「通常運転なのだよ。」
黄「俺は、色々わかっちゃったスけど・・・。」


ほんと!?何がわかったの!

涼太を見つめてみたが、内緒というようにウィンクを飛ばされるだけだった。ちょっと腹立った。


赤「Aが来ると賑やかになるね。
久しぶりに楽しめそうだよ。」


楽し・・・めるのかな!!??

でもちょっとだけ・・・赤司の笑顔が、懐かしく感じた。






ねぇ、赤司。

私ね、あの時の問いの答えに、また悩まされてるんだ。



私なりの好きってやつ、、。

まだまだ見つかりそうにないよ。

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涸萌佳雨(プロフ) - ぱーぷる姫さん» コメントありがとうございます><落ちについては、もう既に決めているのですが、正直どっちも捨て難く、また迷い始めてます笑笑しっかり読んで考えてくださって感謝です!最後まで見届けてくださると嬉しいです^^/ (1月13日 2時) (レス) @page30 id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - 初心者です!さん» コメントありがとうございます!シリーズ1からいらっしゃいませ!楽しんでもらえているようで何よりです><ゆっくりですが更新進めておりますので、これからもよろしくお願い致します〇 (12月19日 14時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - シーズン1から読んでいたら、青峰落ちもいいな!と思ってしまいます… (12月19日 13時) (レス) @page5 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - シリーズ1から来てます!すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (12月17日 15時) (レス) id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨(プロフ) - あーちゃんさん» コメントありがとうございます!!応援の言葉励みになります;;これからもよろしくお願い致します>< (12月1日 10時) (レス) id: be90f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2023年1月13日 21時

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