第106Q ページ30
桃「テツ君の彼女です。
決勝リーグまで待てなくて、来ちゃいました」
リ「テツ君?」
桃「黒子テツヤ君♡」
一瞬の沈黙の後驚愕の声が、ただでさえ響くプール内に溢れかえったのは言うまでもない
『ええいっ!嘘です!!!!!!テツヤもすぐ否定しな!!』
黒「すみません、ちょっと疲れてたので」
『プール練辛いもんね!でも否定しよう!?』
慌てて声を荒らげ、ハッとする。
私が知らないだけで、本当に彼女かもしれないと思ったんだ。
桃「あれれ〜、A、どうしたのぉ?慌てちゃって?」
いや、うん、無いな。
さつきなら1番に私に報告してくるに違いない。
黒「あの、彼女じゃなくて、中学時代のマネージャーだった人です。」
冷静に説明するテツヤの声を聞いて私は胸を撫で下ろす。
やっぱり彼女じゃないよね。
そんな私の横で、さつきはプールから出たテツヤに抱きついた!テツヤは動じずに、苦しいです、と言い放つ。
えぇ、相変わらずグイグイいきますねさつきさん?
部員らに問い詰められるのを、やれやれと眺めていた私は意を決して声をかけた。
『で?本当は何しに来たの?桐皇バスケ部マネージャーの桃井さつきさん。もしかして、スパイかな?』
さっき煽られた仕返しだっ!!
彼女はまじまじと私を見つめる。周りの人はこの空気をピリついていると感じるだろうか。
さつきはしばらく私を見つめた後
桃「Aーーーっ!!!会いたかったああぁあぁ!」
と言って今度は私を抱きしめる。
桃「ちょっと見ないうちに可愛くなったね!ていうか、また胸大きくなった!??」
『ちょっ、大声で言わないでよ!!!』
桃「図星〜!!」
仲睦まじい様子に部員たちは拍子抜けした顔をしていたらしい。
▽▲▽▲▽▲
プールでの練習が終わるや否や、大我が姿を消した。
リコ先輩に探すよう指示された私は、まだプールに残るテツヤとさつきが気がかりだったけど、やむを得ない。
カバンを片手に大我がいきそうなところ・・・すなわち、ストバスコートへと走った。
コートにたどり着いて飛び込んできたのは、肩を上下に揺らして荒い呼吸をする大我とボールをついて彼を見つめる青峰の姿。
あのバカ!バスケするなってあれほど言ったのに!
私が最初に思ったのはそれだった
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時