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第84Q ページ8

第2Q、点差は1桁では収まらないほどにつけられ終わった。






全員が意気消沈していつになく重苦しい空気で満たされた控え室。


リコ先輩がなにか声をかけようとしたが、日向先輩に制された。




私もなにか声をかけようと思ったけれど、なんと言ったらいいか分からず、黙っていた。




無力さを痛感し情けなく思っていた時、伊月先輩が口を開いた。


伊「黒子、何してんの?」


片手のビデオカメラに見入っていたテツヤ。


黒「前半の高尾君を見てました。」

伊「何か勝算あるのか?」
黒「え、さぁ・・・?」
伊「さぁ、って・・・」




テツヤはビデオを見たまま答える。






黒「勝ちたいとは考えます。

けど、勝てるかどうかとは考えたことないです。」






そ、そうなの?


黒「てゆうか、もし100点差で負けてたとしても、残り1秒で隕石が相手ベンチを直撃するかもしれないじゃないですか。」









・・・え








伊「・・・そう、だな?」
土「・・・うん・・・?」

日「いや、うんじゃねぇよ。隕石は落ちない。てかすごいな、その発想。」



・・・よく考えたら、隣ベンチに隕石でも落ちてきたら私ら死ぬじゃん?とゆうか、体育館吹っ飛ぶじゃん。とゆうか!世界的ニュースじゃん!!!


土「・・・いや、でも、全員腹痛とかは・・・」
日「つられるな!それもない。」


あでも、それ、隕石よりかは可能性有りそうかも。





小金井先輩があっけらかんと言った。


小「まぁねぇ。それに比べたら、後半逆転するなんて、全然現実的じゃん」


・・・確かに!!




さっきより表情が柔らかくなった日向先輩が言う。


日「とにかく最後まで走って、結果は出てから考えりゃいいか!」


その言葉に力が籠っていた。






・・・元気、取り戻した、かな?






日「よし、行くぞっ!!」


「「「おおぅっ!!!」」」

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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/  
作成日時:2021年9月23日 19時

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