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「ハァイ」
玄関を開けると
見えたのは赤色の髪
「サグ・・・っ」
真剣な眼差しで
私のことを見たサグワは
片手で私を引き寄せて
もう片方の手で玄関のドアを閉めた。
「・・・」
サグワに抱きしめられて
びっくりしてるのに
それよりも感じるのは、マホトの香り
「・・・・・・・・・マホト、」
サ「親方がね、こうしてやってって」
変だよねって笑うサグワ
一回体を離して
その姿を見ると
上から下まで、全部
マホトの服
サ「朝ね、親方のシャンプーで
洗ったんだよ」
ほら。
そうして頭を突き出すサグワの髪に
鼻を寄せると
確かにマホトの使っているのと同じ
甘いバニラの匂いがした。
サ「まだしばらく帰れないみたい、んでね、
Aちゃん寂しがってるだろうからって。
だから俺もAちゃんも怒られないから
いいよ、はい。」
両手を広げてくれるサグワに
涙腺が緩む
自分も両腕を広げて
その身体に収まると
鼻いっぱいにマホトの匂いが広がった。
でもその奥にひっそり香るのは
優しい優しい、あなたの匂い。
「サグワ、ありがとう」
サ「ううん〜」
いいよいいよ。
ぎゅうぎゅうと抱きしめてくれるサグワに
走ってきたアメがすり寄る
サ「あ〜、アメ
親方じゃないよ、俺だよ、わかる？」
わかってるよね、アメ
だってサグワのこと大好きだもんね。
「ありがと、もう大丈夫だよ」
そっとサグワから離れると
サ「これは内緒ね」
優しく笑ったサグワから
頬にキスが落とされる。
「うん、内緒」
お返しに私もサグワの頬に
唇を寄せる。
サグワは頬に手を当てて、
無邪気に笑った。
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ヒナ(プロフ) - 何度読んでも飽きない大好きなお話です。 (2021年7月19日 21時) (
レス) id: b454a587c3 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ。 - 何回読んでも飽きない小説憧れます ("∀")// (2018年12月19日 1時) (レス) id: aaced1c0e9 (このIDを非表示/違反報告)
まほちゅり(プロフ) - 読み返してて、気づいたら涙がこぼれ落ちていました。すべての言葉に感動して、この小説以上に素晴らしいものは、私はないとおもいます。本当に素晴らしい作品をありがとうございました! (2018年7月1日 2時) (レス) id: b757ccbd96 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - たまに読み返したくなって読み返すけど毎回泣けます！ (2018年4月12日 2時) (レス) id: 6bd98be78d (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - ゆうかさん» 遅くなってごめんなさい！一番だなんて、本当に嬉しいですありがとうございます。また私の書いたお話でその一番を抜かせるように頑張りたいと思います＾＾コメントありがとうございます！！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: 7a341cad47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グン。
| 作成日時：2017年8月13日 22時
