29 ページ30
そんなこんなで基地での生活も1週間が経つ。大体お兄かチーノ君と一緒に居るからそれなりに充実した生活を送っている。今日は2人とも外せない用がある様なので代わりにゾム様が来てくれるらしい。
you「おはようござぶふっ!!」
何何?!扉開けた瞬間ゾムさんに抱きしめられてるんだが?!
zm「…」ｷﾞｭｰ
you「ゾム様!？苦しいです。首閉まってますから離してください!!」
zm「会いたかった…ずっと…ずっと探しとったんやで？"お姉ちゃん"…」
you「えっ…？」
実験の所為で人の入れ替わりが激しかったあの場所で初期から居た私の事を"お姉ちゃん"と呼ぶのは彼しかいない。
zm「気付かへんかった？俺、"翠眼"やで？」
そう言いながらゾム様…翠眼はフードをとって前髪をあげて見せた。
you「っ!!…私も…私も会いたかったよ!!」
長い前髪から覗いた瞳を見て確信した。自分の方が年上なのに私の事を姉と呼んでいた彼だと。それからこれまでの事をお互いに報告し合った。
you「〜〜〜!!」
zm「〜〜〜!!〜〜〜〜。」
思い出話に花を咲かせていると気づけば日が傾き始めていた。
ぐ〜…
you/zm「「…」」
you「お腹減ったね…」
zm「せやな…よし。時間も時間やし食堂行こうか。あ、せや。俺の事呼び捨てで呼んでな？敬語も使わんでええから」
you「わかったよ、ゾム」
そう呼ぶと嬉しそうにん！と返事すると私を抱き上げて歩き出した
you「えっ？あの、ゾム？私、自分で歩けるよ？」
zm「俺がこうしたいの。ダメ？」
you「恥ずかしいからせめて歩かせて？」
zm「しゃーないな…でも手はこのままな」
妥協案として手を繋いだまま食堂まで歩くことに。これもこれで恥ずかしいんだけど…
zm「着いたで！お姉ちゃん!!」
you「あっちょっゾム!!」
all/you,zm「「「…は？」」」
あちゃー…幹部の皆の目が点になってる…
shp/ci「……」
あーあーお兄達までポカンとしてるよ…
zm「ん？どうしたん？」
you「ゾム…あなた私の事"お姉ちゃん"って呼んだでしょ？」
zm「おん。それがどうしたんや？」
you「皆さんに何も説明してないから混乱してるんだよ…」
そっか!!と納得したゾムは元々自分も研究所にいた事、歳は上だが先に居た私を姉と慕っていたことを話した。…皆さんの口は開いたままだったけど
zm「お姉ちゃん!!ご飯一緒に食べよ!!」
満面の笑みを浮かべるゾムに引っ張られて席に着いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音夢(プロフ) - え、好きです← (2022年1月13日 21時) (
レス) @page8 id: 2a76b7ac52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優羽 | 作成日時：2022年1月2日 1時
