バイク好きの彼に妹がいた?! (ページ27)

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自分の思いをしんぺい神さんに暴露してから1週間たった。その間に何度かお兄やチーノ、他の幹部の方々がお見舞いに来てくれてが寝たフリをしてやり過ごした。

sn「そろそろどう？」

you「はい…覚悟は出来ました」

shp「じゃあ全部話せる?」

you「分かりました…ってえ？なんで居るんですか？"ショッピ様"」

shp「肩苦しいのは無し。どうせもう話すから」

you「…」

sn「それじゃあ幹部全員会議室に集めようか。その方が早いでしょ」

shp「分かりました……これでOKです。行きましょうか。ナノ歩ける？」

you「傷はだいぶ前から治ってたから全然平気」

shp「……最近まで意識不明じゃなかったっけ？」

怖い怖い怖い怖い!笑顔が逆に怖い!いや心配かけた私が悪いけどさ!?

shp「後で説教な?」

you「大変申し訳ありませんでした」

sn(仲良しだなぁ…)ﾆｺﾆｺ

お兄としんぺい神さんに連れられて会議室に向かう。…てかどんだけ遠いの？医務室を出てかれこれ10分以上歩いてる気がする

you「遠くない？医務室から会議室」

shp「この建物自体が広いから。覚えとってな？」

you「なんで？」

shp「何でも。ほら、着いたで。行くぞ」ｶﾞﾁｬ

you「えちょっと?!」

心の準備くらいさせてくれないの?!

案の定声をかけたとはいえいきなり入ってきた私たちに視線が集まった。

you「えーと…お初にお目にかかります。ナノ・ファーガードです。今回は大変お騒がせしました」

??「「「えっ…？」」」

なんて言ったらいいかわからなかったので取り敢えず自己紹介(本名)と謝罪を言うことにした。…何人かの顔見知りから困惑した呟きが聞こえる気がする。

??「なぁなぁグルッペン…あの子ってさ」

??「あぁ…多分そうだろう。だが…」

??「俺も同感や…聞いた名前とちゃうで…」

めっちゃ聞こえる…しょうがないか。あの三人は私の働いている喫茶店の"ある意味"有名人だしなぁ

??「…」

一人真顔で見てくるし…何気に無言が1番怖いんだよなぁ。なんか何処かで見た事あるような顔なんだけど…何処だっけ？

??「ｺﾎﾝ…」

1回咳払いしただけで静かになった。信頼されてるんだなぁ

??「まずは傷の完治おめでとう。薬なども相まって後遺症があるかもしれないと聞いていたが何も無いようで何よりだ。…ところで君の名前はカズミではなかったのか？」