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shp「ペ神さん!!!」
sn「あれ？もう帰って…此処に寝かせて。直ぐに診察するから」
目の前で倒れてしまったナノを抱えて医務室に駆け込む。丁度休憩していたペ神さんの指示に従ってベッドに寝かせる。軍医を務めるだけあって手際がいい。
sn「…大丈夫、気を失ってるだけだよ」
shp「良かった…」
sn「でも当分は目覚めないかもね」
kn「どうゆう事や？」
sn「身体への負担が凄いんだよ。後遺症が1つ2つで済めばいい方だよ。…それなりの覚悟はしといてね」
shp/ci「…」
心底心配した目で俺とチーノがナノを見つめる。他の幹部たちも黙ってその様子を見つめるしかできなかった。
tn「2人とも…なんかあったら言うてな？…ペ神、後のこと頼むわ。俺らは仕事に戻るから」
sn「りょーかい。さぁ帰った帰った。こんなに居たら仕事できないでしょ」
トントンさんとペ神さんが配慮してくれたお陰で俺とチーノとペ神さん以外の幹部は医務室から出ていった。
shp「…」
ci「ナノちゃん…はよ目覚ましてな？俺もショッピも待ってるから…」
shp「…れば」
ci「え？」
ベッドで眠るナノを見ながら拳を強く握りしめる
shp「もっと!!俺が!!早く助けに行ってれば!!」
ci「ショッピ…」
shp「ちゃんとナノのこと知っていれば!!見つけるのが早ければ!!」
ci「ショッピ!」
shp「こんな…こんな事にならんかったかもしれんのに…」
ci「ショッピ!!」
shp「っ!!」
ci「お前だけが悪いんやない!ナノちゃんの事、俺も気づけてなかった!ちゃんとあげられなかった!だからそんな顔せんでや…泣きたいんはお前だけやないんやから」
チーノの顔を見ると目一杯涙を貯めていた。
shp「はぁ…チーノに喝入れられてもうたわ」
ci「あぁ?!どういう意味やそれ!」
shp「…ありがとな」
ci「今度飯でも連れてけ…3人で」
shp「ふふっ…あぁ、せやな」
shp「起きてくるの待ってるな…」
振り返って眠ったままのナノを見つめる。覚悟は決まった。
shp「ペ神さん長居してすみませんでした」
sn「別にいいよ。起きたらすぐに伝えたげるね」
shp「ありがとうございます。チーノ行くで」
ci「あっおい!ショッピ!ペ神さん失礼しました」
sn「またね〜」
医務室から出てナノの笑う顔を思い浮かべ、急かす気持ちを抑えて訓練場に向かった。呑気にタバコを吸っていた大先生を連れて。
ふと後ろを振り返るとチーノがいなかった…が気にせず歩き出した。
ci「俺を置いてくなや!!」
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音夢(プロフ) - え、好きです← (2022年1月13日 21時) (
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作者名：優羽 | 作成日時：2022年1月2日 1時
