バイク好きの彼に妹がいた?! (ページ22)

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－－－1週間前

意識が浮上していく。目を開けるが暗くて何も見えない。段々と目が暗闇に慣れてきた。身体が思うように動かないのは気絶する前に嗅がされた薬の作用だろう。見覚えのある椅子に拘束されており動けない。最悪な奴らに捕まってしまったらしい。これから先が思いやられる…

？「目ェ覚めたかい？…覚めてるね。久しぶりだねNO.0215」

you「…」

？「返事してよ〜あんまり痛い事したくないからさ」ﾊﾟﾁﾝ

you「あ"あ"あ"ぁぁぁ」

？「喋る気になった？」

you「はぁ…はぁ…」

変わってない。あの頃と全く。都合が悪かったらすぐに拷問。こいつのせいで何人もの仲間が死んで行った。最後に残ったのは私ともう1人男の子がいたけど逃げた時にはぐれてからあっていない。場違いながらも会いたいな〜なんて考える。

？「強情だなぁ」ﾊﾟﾁﾝ

you「あ"あ"あ"ぁぁぁ」

you「はぁ…はぁ…誰がお前なんか…はぁ」

？「ふふふ…相変わらずでよかったよ」

？「おい！何のんびりしてんだよ、さっさと始めろよ"アルス"」

ar「そんなに怒んないでよ"カルナ"。感動の再開だろ？もっと明るく行こうぜ」

kr「そんな気はさらさら無い。此奴がもう1匹と逃げたせいで俺らがどんだけ苦労したことか」

ar「それもそうか。なら、最初からちょっとハゲシメの奴にしようかな！」

もう1人…カルナと話していたクソ野郎…もといアルスは傍から見れば爽やか、私から見れば悪魔のような笑顔で振り向くと待ってましたとばかりに注射器を取り出した。

you「それ…何が入ってるの…」

ar「ん〜？次W国と戦争する時のためのドーピング剤。筋繊維が硬質化してちょっとやそっとじゃ刃物も弾丸も届かない優れ物だよ！」

kr「ただ副作用は付き物だからな。どれくらいの量でどれだけ副作用が出るのか分からないんだよ」

ar「まぁ、それを今から君で試すわけだけどね」

ar,kr「「死んでくれるなよ？」」

薬品を注入しながら冷たく見下ろす彼等を睨みながら、「助けて」と心の中で呟いた瞬間に薬品の副作用が襲ってきて激痛が身体を走り抜けた。

you「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ」

ar「あははっ汚ったない声」

kr「少し多かったか？これだと使えないな…おい、休んでんなよ？次はこれだ」

you「ぐああああああああああぁぁぁ」

ar「うんいい感じ。次々行ってみよう！」

こうして実験は休みなく一晩中続いた。