バイク好きの彼に妹がいた?! (ページ20)

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…おかしい。

1度ならした後またボタンを押した。それでも物音ひとつしない。玄関に手をかけるとすんなり扉が開いた。思わず顔を顰めてしまう。普段から防犯面では特に気をつけているので鍵をかけ忘れることなど今まで1度も無かったのだ。

しーん…

静まり返ったリビング。机の上にうっすらとホコリが積もっていた。

shp「チッ…」

何か不味いことが起きている。自分の手にはおえないような大きなことが。

ダンダンダンダン！！

shp「？！」

突然玄関の扉が叩かれる。警戒しながら見に行くと見慣れた金髪がいた。

shp「何でいるんすか"コネシマさん"」

kn「そんなことは後でええねん！アイツは？！」

shp「居ないっすよ」

kn「…マジで？」

shp「マジっす。今日は休みなんで家にいるはずなのに…」

kn「…」

shp「コネシマさん？」

kn「…」

どうしたのだろうか？急に黙り込んでしまった。なにか考え込んでいるようだが…分からない

shp「そういえばコネシマさんって何でここに来たんすか？わざわざ休みを取ってまで…」

kn「話は後や。急いで彼奴を見つけるぞ。じゃないと手遅れになる」

shp「どーゆー…ってコネシマさん!!」

行ってしまった
早くナノを見つけないと手遅れになるとはどうゆうとこなのだろうか？とりあえず緊急事態の様なのでコネシマさんとは反対方向に走り出す。

shp「はぁ…はぁ…どこに行ったんや…」

探している途中でコネシマさんに詳しい事情を説明してもらった。最初は理解できなかったが身体に刻まれた傷を思い出し、眉間に皺を寄せ、事の重大さを実感した。

それから1週間ロボロさんやチーノにも協力して貰って探し続けた。それでも見つかる気配が全然しないので、日に日に俺は落ち込んでいった。仕舞いにはチーノにまで慰められる始末だ。

ci「ショッピ…大丈夫やって！話が本当ならまだ死んでないやろうし見つけられるって！それにそんなお前ナノちゃんに見せられんやろ？」

shp「せやな…もう少し頑張るわ」

その直後奴らの居場所らしき所がわかったとロボロさんから連絡が入った。そこは

かつて《ナノが居た研究所》の地下だった。